喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

バレンタインデー ~少女の気配り~

2018-02-14 | 感動
 2月14日は、バレンタインデー。
 記念日には、物語がある。

 平成27年(2015年)の物語。


 『2月14日は、バレンタインデー。
もうチョコレートをわくわくしながら待つという歳でもない。

 息子が同級生から手作りのケーキをもらって帰った。
あわせて、
「家族のみなさんにも食べてもらってください。」
と言って、5人分。

 この心遣いには、ビックリ。



 しかもこのくるみケーキが絶品。

こんな少女がふるさとで育っていることが、とてもうれしい。』

        
                  岬人(はなんちゅう)
        

人生はチョコレートの箱のようなもの  ~ Life is like a box of chocolates. ~

2018-02-14 | 感動
今日は2月14日、バレンタインデー。
記念日には、物語がある。

 平成26年(2014年)の物語。


『歳を重ねるごとに、その日のわくわく、どきどき感が薄らいでいくような感じがする。

 それなのにプレゼントされると、とてもあたたかい気持ちになる。
今年は、いつもの年になくプレゼントをいただいた。



 毎年の妻と娘たちからのもの。
ホテルフロントの方からのもの。
中学生からのもの。
日赤の前田さんからのもの。
知り合いからのもの。

 わざわざ準備をしてプレゼントしていただいた気持ちがとてもうれしい。
そう思うと食べるのがもったいなく思える。
すてきなラッピングやデコレーションも目を楽しませてくれる。
そのうちゆっくりと味わっていただこうと、いまだにある。

 チョコレートと言えば、昔観た映画「フォレストガンプ」を思い出す。
とってもすばらしかった。
調べて、ふり返ってみた。




『人生はチョコレートの箱

 チョコレートはその甘さと食感ゆえに映画の中では人生を豊かに彩る菓子として描かれることが多い。
「フォレスト・ガンプ/一期一会」 (1994)はそんな作品の代表格である。

 守護天使の落し物と思しき白い羽根が上空から風に乗って主人公フォレスト・ガンプ(トム・ハンクス)
の足元に舞い降りるまでをワンカットで捉えたシーンで始まる。
 彼がバスを待つベンチで居合わせた人々にこれまでの半生を語り聞かせる回想形式で進行する。
その最初の一人である黒人女性にチョコレートを薦めていうのが次のセリフである。


“Life is like a box of chocolates. You never know what you’re gonna get.”

(人生はチョコレートの箱のようなもの、開けてみるまで中身はわからない)


 フォレストは生まれつき知能指数が低く、背骨が歪んでいるため脚装具を付けないとまともに歩けなかったが、
母はそんな彼を特別扱いせずに女手ひとつで育て上げた。
チョコレートのセリフは、その母の息子への励ましの言葉の一つである。

 アメリカではミルク、ナッツ、ヌガーなどいろいろな味のチョコレートのランダムな詰め合わせが売られていることが多い。
ここで言うチョコレートの箱とはそれのことで、
開けて食べてみないと中身がわからないことを先読みのできない人生のたとえとして、
ハンディキャップを背負ったフォレストにも希望があることを教えていた。

 彼の人生はこのセリフに象徴される波乱万丈の軌跡をたどる。

 母の愛情を受けて天真爛漫に育ったフォレストは、ある日いじめっ子に追いかけられていると、
突然脚装具が外れて信じられないスピードで疾走し始める。
 走りながら脚装具が外れていく様子をスローモーションでとらえた映像は、
彼を拘束し束縛していたものから解放されて眼前に拡がる自由な世界に跳躍して行くかのように見える。

 彼はその俊足を生かして大学ではフットボール選手として活躍し、
従軍したベトナム戦争では銃弾飛び交う戦場を駆け抜けて命拾いし、
復員後にビジネスで成功した後はアメリカ大陸を走って何往復も横断して一躍時の人となるのである。



 そんな彼とは対照的な人生を送るのが彼の幼馴染で運命の人であるジェニーである。
 フォレストと小学校のスクールバスで出会った彼女は、母以外に彼をバカにしなかった唯一の味方として、
フォレスト曰く「豆とニンジンのようにいつも一緒」の関係になる。
これはアメリカの家庭料理ではシチューなどを煮込む時に豆とニンジンは必ず入る定番の食材であることから、
切っても切れない関係を示す諺である。

 しかし彼女は幼児期に父親に性的虐待を受けた事件がトラウマとなり、
「鳥になってここではないどこかへ逃げ出したい」と願うようになる。
「PLAYBOY」のモデルになって女子大を退学になった後は、ストリップ小屋の歌手やヒッピー暮らしと転々とし、
ブラックパンサー党(Black Panther)の反戦闘争に関わった後に麻薬に手を染める。

 実は冒頭のシーンでフォレストはジェニーに久しぶりに会うためにバスを待っていて、
黒人女性に薦めたチョコレートは彼女へのプレゼントなのである。
それをつまみ食いしてしまうあたりが天真爛漫なフォレストらしいのだが、
 彼は大学時代にも彼女にチョコレートを贈っており、
それは人生に苦悩する彼女にも母の教えをわかって欲しいという彼なりの愛情表現なのだろう。』



 この映画は、一歩踏み出す勇気を教えてくれる。
人生って歩いてみないとわからない。

 そうチョコレートとは、喜びと希望の食べ物。
どんなものが入っているか、チョコレート箱を開けて、食べてみないとわからない。

 自分の未来、ふるさとの未来と重なる。

 

 いただいたチョコレート箱をいつ開けて食べようか。
その時を楽しみにしたい。』


                  岬人(はなんちゅう)

ビットコイン(仮想通貨)のメリットから夢を語る

2018-02-12 | 社会
ビットコインのメリットは、

1. 個人間で文字通り「直接」送金ができる
 一般的な通貨で送金を行う際には、銀行などを仲介する必要がある。
しかし、ビットコインの場合には、個人間が直接支払うことができる。

 ビットコインを使うメリットとして、直接会って財布からお金を出して支払うのと同じように、
ビットコインを使えば直接相手にお金を支払うことができる。


2. 手数料が無料か格安
 仲介する組織が存在しないので、基本的には手数料を払う必要がない。
これは個人間の少額な支払いにおいては、非常に重要な特徴。

 銀行送金でも、クレジットカード支払いでも、一定の手数料が存在する。
そのため、少額の商品の売買が難しくなったり、ビジネスの利益率が下がったりする。

 ビットコインは、その最大のメリットとも言える直接送金のしくみのおかげで、
従来の手数料の概念を覆した決済を実現する。


3. 制限が存在しない
 ビットコインでの決済は銀行を経由した決済では無いので、
わずらわしい手続きや制限が存在しない。
 お金の流通が、より自由に行えるようになる。

 また国によって通貨の単位が異なるといった特徴もないので、
ビットコインを使えば、世界中で同じ通貨が利用できるというメリットがある。

 そのためにはもっとビットコインが広まって、ビットコインでの支払いを受け付けるお店が増える必要があるが、
今、ビットコインでの決済が可能な店は世界中でどんどん増えている。


 

 このメリットから、どんな夢がふくらむか。

 息子と知り合いを交えて、将来の楽しみな話で盛り上がった。
しかし、息子の柔軟性に驚いた。
インターネット等のITに親しんでいる息子には、仮想通貨に対する壁が低い。

 こんな若者たちが新しい時代を拓いていくのだろう。
大人は、その挑戦に対して、応援してあげるだけかもしれない。
「トライ & エラー」を温かく見守ってあげる。
一緒にやってみる。

 雪が降り、寒いふるさとの夜も、なぜか熱かった。



         岬人(はなんちゅう)

 




ビットコイン(仮想通貨)から時代を見通す

2018-02-12 | 社会
 ビルゲイツにより、「10年後には、今のような銀行はなくなる」という
衝撃的な考えが出された。
 さすが、時代を見通す人は違う。

 ようやくビットコインというものに興味をもち始めたばかりなのに、
もうはるか先を見通している。


 幕末、明治維新に興味がある。
 薩摩藩の大名、島津斉彬は、どんどん西洋のいいところを取り入れ、改革を進めた。
ジョン万次郎を受け入れ、アメリカの情報をどんどん吸収した。

 長州藩の吉田松陰は、様々な分野を学び、若き志士たちにも理論的に教えを説いた。

 幕臣の勝海舟は、自らアメリカに渡り、改革の必要性を坂本龍馬たちに語った。
共通点は、広く世界規模でものごとを見て、足元から着実に行動するということ。



 今回のビットコインについても考えることは広く、深い。 
ビットコインでできることは何?

 ビットコインとは、インターネット上で発行、取引される仮想通貨の1つ。

「仮想」という言葉があるため、「空想上のお金なのか」とか、「どんなことに使えるのか」といった疑問を感じがちだが、
普通のお金(法定通貨といいます)と同じように使うことができる。

 お札や硬貨としてではなくネット上に存在し、安全な取引のために暗号化技術が使われていることから、
「暗号通貨」という呼び方もある。



 1万円札や硬貨のような実物がないビットコイン。
いったいどんなことに使えるのか。

 ビットコインは欧米や中国、東南アジアなど、多くの国で利用されている。

 私たちがいつも使っているお金のような姿形はないが、「お金」として、「円」や「ドル」と同じように使うことができる。
ビットコインでできることは、大きく分けて次の4つ。

 ① ビットコインの売買でリターンを得る(投資)

 ② 買い物の代金などをビットコインで支払う(決済)

 ③ ほかの誰かにビットコインを送る(送金)

 ④ 少額の寄付や投資に使う(ファンディング



 お金のやりとりが、インターネット環境さえあれば、
早く、安く、世界的にできるということ。

 これは、超田舎の我がふるさとにとって、とても魅力的なこと。
 2年後の東京オリンピックをポイントに、世界中から人が日本を訪れ、
ビットコインを使う環境整備が一気に進むだろう。

 時代は、大きく動いている。

              岬人(はなんちゅう)

佐田岬の超田舎で金融革命を感じる ~ビットコインから見える未来~

2018-02-12 | 社会
 ビットコインとは、仮想通貨の一つ。
仮想通貨は1000以上あるようだが、最も信用されて利用されているのが、ビットコイン。

 仮想通貨なので、目に見えない。
インターネット上でやりとりされる通貨なのだ。
 カードや通帳での支払い、送金等。
モノがなくても、やり取りされている。

 ただ今の段階で、これまでに慣れ親しんでいる私たちにとって、
目に見えないと不安なので、遊び心を持った人が、この写真のコインを作った。

 このコインが行き交うわけではない。


 まさに考えられないような社会の変化だ。


 人類は、この300年くらいの間で、驚くべき変化、革命を起こしてきた。

 18世紀の農業革命。
これにより食料や農産物が飛躍的に生産されるようになり、人口が爆発的に増加してきた。

 19世紀の産業革命。
 手作業で作られていたモノが、機械により大量につくられるようになり、
豊かな暮らしができるようになった。

 20世紀のIT革命。
インターネットの発明により、瞬時に情報がやり取りされ、世界規模の人や物の交流につながった。




 そして21世紀は、金融革命と言われている。
 金融の要をしていたのは銀行だが、「10年後今ある銀行は必要なくなる」と述べたのは、マイクロソフトのビルゲイツ。
 
 インターネットにつながっていれば、銀行がなくても企業や個人は投資型クラウドファンディングを利用して融資を受けることができる。
そして、仮想通貨はモバイル端末ひとつで入出金が行えて、送金もできる。

 銀行の顧客に対しての投資相談や運用支援も、フィンテックが進みAIが投資プランをアドバイスすることになるだろう。
これからは取引情報をAIが分析して、自動的に融資を決断するなどの取り組みが始まろうとしている。
 つまり、インターネットにつながっている企業はどの企業も法律が改正されれば銀行業務が行えるということになる。


 では仮想通貨により、個人的に日常がどう変化するか?
簡単に勉強してみた。

              岬人(はなんちゅう)

 

 

 




ビットコインって何?

2018-02-12 | 社会
 最近、よく耳にするようになったビットコイン。

 初めて耳にしたのは、2年前の夏。
知り合いから買うことを誘われたが、ビットコインに全く興味がなかった。

 世の中は、日々動いて変化しているのに。



 初めて見た。
 でもこれがビットコインではない。
何しろ、ビットコインとは、仮想通貨だから。
つまり、硬貨や紙幣のように目に見えるモノではない。



 通貨に新しい変化の波がやってきたのかもしれない。

 アンテナをはり、時代を見通していきたい。


     岬人(はなんちゅう)

喜久家国際ワークキャンプの大交流会

2018-02-10 | 喜久家の情報
 今年も喜久家プロジェクトの国際ワークキャンプが近づいてきた。

 2月23日(金)~3月13日(火)
主な予定は、

 2/23  歓迎会
 3/3   大交流会
 3/12  三崎高校訪問授業?
 3/12  フェアウェルパーティー
 3/13  出発

 今年もさまざまな感動の物語があることだろう。



 毎年恒例の大交流会の希望者募集。
今年は、3月3日(土) 18:00~22:00
 場所は、伊方町平礒

 早く来て、集まった人から始めるのもあり。
田舎の飲み会方式。


 今年は、加えて「平礒の田舎歩き」を予定。 希望者募集。 
時間は、16:00~17:30
 途中私のゲストハウス構想、カフェ構想のアイデアをもらえるとありがたいです。

 希望者は、このSNSか、何らかの方法で、連絡してください。



 参加費は0円 
 持参物は、自分が飲みたい物、食べたい物を持ってくる。
プラス少しのおすそ分け。
これがまたおもしろい。


 最近は、毎年50名くらいになっている。
大盛況の交流会。
 地域づくりの夢を語り合いましょう。
違いの豊かさを楽しみましょう。

     岬人(はなんちゅう)

 



 
 

「カラフルでヘルシーなふるさと」をめざす「喜久家プロジェクト」

2018-02-10 | 喜久家の情報
 昨日、喜久家プロジェクトの共催団体であるNICE(ナイス)から
機関紙「NICE PRESS」が届いた。

 いつも楽しみにしているもの。

 すると12ページを開いて目が止まった。
 共催インタビューということで、「愛媛県 喜久家プロジェクト」
が掲載されていた。
 聞き手は、ヤス。



 一気に読み終えた。
 2007年、喜久家プロジェクトが始まった時のことが書かれていて、
懐かしさがこみあげてきた。

 きっかけを作ってくれたヨッシーこと尾崎さんとミッチーこと沖野さん、
そしてたっちゃんこと塚本さんとの出会いがあったからこそだ。
 出会いは、いつも偶然やってくるが、それは会うべくして会った必然だと思う。 

 立ち上げ時のスタッフ、金吉純子ちゃん。
本当、よくやってもらい、礎を築いてもらった。
 吉兄ちゃんとの涙のやり取りは、忘れられない。




 1年後初めての国際ワークキャンプリーダーである高木君。
農家のたいへんさと魅力に感動し、外国語大学を卒業して、現在農家をしている。
高木君のバイタリティーさにずいぶんと刺激された。

 リピーターも多く、なっちゃんはもう10回くらいになるのではないだろうか?
途中で数えるのも止めてしまったくらいだ。
 もうお客さまではなく、地元の人に近い。




 現在も中長期ボランティアとして、
フランスのモンサンミシェル近くがふるさとのガレット、
ドイツのフランクフルト出身のローマンが活動してくれている。


 そして2月23日から3月13日までは、国際ワークキャンプということで、
新たに国内外から11名が合流する。

 佐田岬に新たな風が吹き、
ふるさと平礒には新たな芽吹きが感じられる。


 喜久家プロジェクトには、夢がある。

          岬人(はなんちゅう)

 
 

カラフルでヘルシーな世の中をNICE(ナイス)と共にめざす

2018-02-10 | 喜久家の情報
 喜久家プロジェクトがあるのも、NICE(ナイス)という団体との協力・連携があるからこそ。
2007年からのつき合いだから、もう11年目となる。



 ナイスについて紹介する。

 国内・海外ボランティア活動を行う国際ボランティアNGO、NICE(ナイス)は、
1990年の設立以来、国内・海外95か国でワークキャンプ等の各種事業を行います。

 日本で唯一(国際NGOの日本支部を除く)、国連・CCIVSに加盟し(現、財務理事)、
世界トップクラスのネットワークを持っています。
 日本全国・世界各地の人々とともに、多様な生態系・文化・個性が生き生きと友好共存する地球社会を開拓しています。




 代表の開澤さんからのメッセージ

 NICEが多くの人たちと力を合わせながら目指す、「カラフルでヘルシーな世の中」。
 カラフルは色々な生き物・文化・個性がそれぞれの持ち味で輝き、
ヘルシーは身体だけでなく、心、自然、文化、コミュニティー、そしてそれらの関係が健康になることです。

 近年、ボランティアやNGO・NPOの活動が盛んになっています。
 競争で動く企業や規則に捉われる行政よりも、うまくいく現場と充足できる人が増えているからです。
こうした性質の行動は古今東西で見られ、特別に構える必要もないのですが、
近代文明の膨張・競争経済が世界を覆い尽くし、大切なものを壊し続ける中、現代流に再生する必要も高まっています。

 ワークキャンプはそうしたNGO活動の中でも、1920年から始まったパイオニア。
いつの時代も人々の希望を乗せながら、平和で公正で緑豊かな共通の未来を目指して、世界各地で行われてきました。
 開催地は年々増え、人と地域と地球を変える力を生み出しています。
それぞれは小さな滴でも、集まりながら、大きな川と海になっていきます。

 国際ボランティアは、お客様でも単なる労働者でもなく、住民の一員。
普段住む場所は違っても、共通の志でつながる絆は堅いものです。
 あなたも今日から仲間入りしてみませんか?

      特活)NICE(日本国際ワークキャンプセンター) 代表 開澤真一郎




 ナイスは、すばらしい理念のもと、すばらしいスタッフと協力者によって、
すばらしい運営がされている。

「カラフルでヘルシーな世の中」
そんな地域が、愛媛県佐田岬半島の伊方町平礒にもある。


            岬人(はなんちゅう)

           

古くから恐れられた伝説の怪鳥「トラツグミ」が激突

2018-02-09 | 自然環境
 先日の大雪の日、職場の窓ガラスが「ドーン」という音とともに揺れた。
かつて、伊方町スポーツセンターの窓ガラスを突き破り、飛び込んできた鳥がいた。

 何の鳥だろう?

 フェイスブックにアップしていたら、佐田岬のインタープリターこと
ドンさんから、「トラツグミ」であることを教えてもらった。


 気になったので調べてみた。
すると、おもしろいことが分かった。


 ユーラシア大陸東部や東南アジア、シベリア、オーストラリアなどで繁殖し、
日本でも全国に分布する留鳥「トラツグミ(虎鶫)」。

 黄色い体色に黒い斑点が「トラ」に似ていることからこの名がついた。
薄暗い森林を好み、北海道など積雪のある地域のものは、冬は暖地に移動する。

 トラツグミの特徴は、口笛によく似た鳴き声。
フクロウと同じく夜に鳴き、繁殖期が始まる5月頃から暗い森林に響き渡る。
 このトラツグミの鳴き声があまりにも寂しげで不気味なことから、
地方によっては「幽霊鳥」や「地獄鳥」などと呼ばれたそうだ。

 また、この独特な鳴き声は、古事記や万葉集をはじめとする日本文学に数多く登場し、
古くから伝説の怪物「鵺(ヌエ)」のものだとして恐れられていた。


 平家物語の「鵺退治」によると、
『夜な夜な黒煙とともに響き渡る不気味な鵺の鳴き声によって二条天皇が体調を崩され、薬や祈祷も全く効かなかった。
怪物退治を命じられた源頼政は、黒煙とともに現れた鵺を見事に射落とし、これにより天皇の病は回復した。
二条城の北方へ落下した鵺の姿は、頭がサル、胴体はタヌキ、手足はトラ、尻尾はヘビという不気味なものだった』
と伝えられている。



 人間は、実に勝手な生き物だ。
人間によって、あまりいいイメージをもたれていないトラツグミ。

 写真は、とてもかわいい。
脳震とうで動かなかったが、しばらくして真っ白な世界へ元気に飛んで行った。

 佐田岬は、ワンダーランドだ。

       岬人(はなんちゅう)

 


伊方中学校の「お辞儀する雪だるま」

2018-02-08 | 佐田岬の風景
 今回の雪で、伊方中学校では大きな雪だるまが、何者かによって作られた。
愛嬌のある顔。


 けっこう身長も高い。


 温度が上がるにつれ、どんどん溶けていった。
そして、お辞儀し始めた。


 何ともかわいい。

 お辞儀する雪だるま。

 夕焼けに照らされて。


  
    岬人(はなんちゅう)

雪化粧した佐田岬

2018-02-08 | 佐田岬の風景
 こちら佐田岬でも氷点下になった今回の雪。
昨夜は、放射冷却で特に冷えこんだ。
 
 妹が嫁いでいる西予市宇和町では、
何と-13℃。
 もう南国とは言えない寒さ。

 出勤途中、雪化粧した佐田岬に見とれていた。
まず、釜木の船瀬の川にできた氷柱。


 大久の上の国道197号線「メロディーライン」。


 川之浜の上では、しだいに雪深くなる。




 静かな佐田岬が、雪のせいでさらに静まりかえった。
雪に音が吸い込まれていく。

 冬でも彩りある佐田岬が、白一色の雪化粧。

 これもまたいいものだ。
佐田岬は、いろいろな顔を見せる。

 今週末、もうひと降り来そうだ。


              岬人(はなんちゅう)

 

佐田岬半島、伊方地域は今日も雪

2018-02-07 | 自然環境
 南国愛媛のワンダーランド・佐田岬半島は、今日も雪。

小中学校は、今日も今のところ自宅待機。



 でも三崎地域は、全く雪は降っていない。

 不思議。
 驚き。

 センス・オブ・ワンダー。


         岬人(はなんちゅう)

佐田岬半島は、センス・オブ・ワンダーランド ~雪の降り方こんなにも違う~

2018-02-06 | 自然環境
 本日2月6日(火)、南国愛媛の佐田岬半島には大雪が降った。
厳密に言うと、付け根にある八幡浜市と伊方地域。
 最も西の先端にある三崎地域は、ほとんど降っていない。
昨日と全く逆の降り方。

 伊方地域の小中学校は、臨時休業となった。
 伊方中学校の校門前の雪。


 中庭にある佐々木公園に降り積もった雪。


 こんな大きな雪だるまも作れる。


 真っ白い雪に目がくらんだのか、鳥が窓ガラスに激突し、かわいそうな状態。



 この頃、三崎地域は雪は全くなく、太陽が顔をのぞかしていた。

 
 同じ佐田岬半島でどうしてこんなに大きな違いが起こるのだろうか?

 それには山口県下関市と福岡県北九州市門司の間にある関門海峡が影響している。
 関門海峡上空を通過した北西の湿潤な季節風が瀬戸内海の伊予灘をわたり、
佐田岬半島にあたるため、北西の風が強く佐田岬半島から宇和島市にかけて、雪が降る。
 特に大州や宇和等の山間部はかなりの積雪もよく見られる。

 風向きにより雪雲があたる場所が違うと、雪の降り方も大きく違うのだ。

 一方、瀬戸内海地域は、冬の北西の季節風では中国山地の風下となり、
夏の南東の季節風では四国山地の風下となるため、降水量は比較的少なく穏やかで晴天が多く、乾燥している。

 このようなことから、天気の変化は南予から始まる事が多い。


 大自然が生み出す、佐田岬のスペクタクル。
これに影響して植生、生物、そして人間の営みまでもが独特なものとなる。
 
 佐田岬半島は、センス・オブ・ワンダーランドだ。


                岬人(はなんちゅう) 

雪の南国佐田岬

2018-02-05 | 自然環境
 今日は朝から雪。
ココは、南国愛媛、佐田岬。

 南国佐田岬に雪が降る。


 車も雪化粧。


 平礒地区に積もる雪 


 真っ白のじゅうたん



 柑橘に差しさわりがなければいいのだが。

 けっこう、雪がにあっている。


           岬人(はなんちゅう)