とても若い頃、実用新案なるものを考えようとしたことがあった。
なんたってその魅力はアイデアひとつで大金が手に入り、そのアイデア
は結果から見ればいたって簡単なものが多かったから。
実用新案の基本は組み合わせ。それも単純に一緒に使うものふた
つの組み合わせというのが多い。今はあんまり見んけど、たとえば鉛筆
のおしりに消しゴムなんていうのは代表的なもの。
そこで俺も考えたね、一緒に使うものの組み合わせを。
で、思いついたのがほうきとちりとり。えんぴつと消しごむのごとく、ほうき
の柄の後ろにちりとりをくっつけるのだ。
やったー!実用新案完成や!と思った瞬間、気がついた。
どうやって使うのこれ?
若い頃はホンマにアホやねぇ、まぁ今もたいして変わらんけど。