僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

反面教授

2011-06-02 | Weblog
週末によく行くライブバーの話。
よく来ていた元プロ歌手のHさんが来なくなった。酒癖が悪く、あまり評判のいい方ではなかったが、見なくなるとなんか寂しい。
その代わりという訳ではないが、この間は、変わった方が店に来られた。
名はY氏といい、ギターを弾かれる。なんでも著名な大学教授らしいのだが、こと音楽となるとそんな理性はどこへやら、とにかく「自分勝手」の一言で片付く人だ。以下は、当日の会話の一部。

Y:「ここは一緒に弾きましょう」「ここは分担してどうですか」
私:「そうですね、でも今唄っている方はきっと一人で唄いたい方ですから、参加しない方がいいと思います」
   (心の声)「誰もそんなこと求めてないの分かるでしょう、ちーたぁ考えましょうよ」

Y:「何を遠慮されてるんですか」
私:「いえいえ、決して遠慮するタイプではないんですがね」
   (心の声)「あなたと一緒に弾きたくないだけですよ」

Hさんはあまり好かれていなかったし、私も大好きな人ではなかったが、とても人間臭かったし、私にないものをいっぱい持っていて、純粋にも反面教師としても勉強になる人だった。
もちろん、、Y氏からも謙虚に勉強しようとしたが、この人はあまりに一般社会の常識からかけ離れていて反面教師にすらならず、見なくなっても寂しくないだろうし何も勉強できそうにないな、と思っていたらさすがは教授、ひとつ教えてくださった。

「反面教授」って言葉がない理由を。

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