僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

街の灯り

2020-06-04 | Weblog
―街の灯りちらちらあれは何をささやく 愛が一つ芽生えそうな胸がはずむ時よ―
堺正章さんが歌ってヒットしたこの歌詞が印象的な「街の灯り」は、今から47年前の1973年の曲だ。作詞は希代のヒットメーカー阿久悠さんである。
テレワークが続き、夕方に自宅近くを散歩するのが日課になった。色々なコースを歩くが2か月以上毎日歩いていると必然的に同じコースを歩くこともある。同じコースには当然同じ家があるが、その中には全く人気がなく歩く度もう空き家なのかな、と思う家もある。ところが、今日は少し用事があって夜にその家の前を歩いたら部屋に明かりが灯っていて、外でも少しうるさいと思うくらいの大音量で音楽が流れていた。
いつの頃だったか、阿久さんのエッセイのようなもので「次は大股で歩く男を描きたいんだ」という言葉を目にした時、それまでなんてことは思わなかった阿久さんが急に偉大に見えたことを思い出す。阿久さんはどこでどのような灯りを見たんだろう。
私が見た灯りは、ちらちらでもなくささやくでもなく、愛が消えてしまいそうで胸が締め付けられるように感じたのだが。


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