尊敬する松任谷(荒井の頃)由美さんの唄に「中央フリーウェイ」と
いうのがある。
中央フリーウェイ
調布基地を追い越し 山に向かって行けば
黄昏(タソガレ)が フロントグラスを染めて広がる
中央フリーウェイ
片手で持つハンドル 片手で肩を抱いて
「愛してる」って言っても 聞こえない
風が強くて
町の灯が やがてまたたき出す
二人して流星になったみたい
中央フリーウェイ
右に見える競馬場 左はビール工場
この道はまるで滑走路 夜空に続く
中央フリーウェイ
始めて逢った頃は 毎日ドライブしたのに
このごろは ちょっと冷たいね
送りもせずに
町の灯が やがてまたたき出す
二人して流星になったみたい
中央フリーウェイ
右に見える競馬場 左はビール工場
この道はまるで滑走路 夜空に続く
夜空に続く 夜空に続く
という歌詞。
この中央フリーウェイと呼ばれる道路は実在する中央自動車道の
ことで、友達がこの間実際にここを走る機会があったらしいねんけど、
ほんとにただの道路という以外何も感じなかったらしく、この道を滑
走路に例えた松任谷さんの感性の素晴らしさにしきりに感心して
いた。
まぁ、感性が素晴らしいというのは当然才能でもある訳やけど、色
々松任谷さんの話を聞いたりしていると、やはり「感じる」以外に
「感じよう」とする努力を人の何倍もした結果が巣晴らしいと言わ
れる感性として認められる訳で、普段人がボーとしているようなとこ
ろにでもいつもアンテナを張り巡らせているらしい。
面白いところでは、「盗み聞きするのが大好き」という話があって、
電車の中で恋人同士なんかがこそこそ話をしているのを盗み聞き
して、恋愛のテーマを探したりしてるとのこと。
しかしまぁ、盗み聞きなんてことを思いつくあたりはやっぱり才能や
ろうけどね。
ということで、早速彼女に習って、普段は何も感じたことのない家
の廊下をマジマジと見つめたら歌詞がでてきました。
中央廊下
ワックス塗った頃は ピカピカ光っていたのに
この頃は ちょっとくすんでるね
家主みたいに
嫁さんが やがて怒りだす
一人きりダスキンになったみたい
中央廊下
右に見える居間 左は自分の部屋
この廊下まるで国道171 右折しにくい
右折しにくい 右折しにくい
ダメだこりゃ。
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