松山から特急に乗ってまずは大洲に行きます。30分ほどです。
大洲駅からお目当ての場所まではぶらぶら歩いて20分ほど。
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さて、いつもの「殿町たるい」で鮎定食の昼食から始まります。
食べ始めてから写真に撮ることを気が付いた鮎。無惨ですね~。
大洲といえば「いも焚き」。愛媛県南部(南予 といいます)では秋の楽しみです。
鶏肉、サトイモ、油揚げ、大根などを放り込んだやや甘めのすまし汁です。
個人的には岩手・宮城の芋煮がこっちに伝わったのではないかと思っています。
少し南の宇和島(南予の中心)は伊達政宗の長男が奉じられた土地なので。
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鵜飼は長良川だけと思っていませんか? 肱川の流れる大洲は結構な鵜飼の名所なのです。もう時期は過ぎましたが来年は是非どうぞ。
こういう町の嬉しいのはまだまだ個人商店があることや、味噌醤油の醸造元も街中にあることです。
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鵜飼の屋形船が休んでいる肱川。秋から冬にかけてはこの河の上流から河口にかけて「肱川おろし」という猛烈な風が朝方吹き下ろします。
この川はかつては瀬戸内から、あるいは瀬戸内に向かっての物産運搬の重要ルートでした。内子の蝋燭もその物産の一つだったのでしょう。
そんな日本の原風景のような土地柄ですが、教会もあるというのが興味深い。
いつからあるか聞きそびれましたが、お隣が割烹だというのが嬉しいとりあわせ。
大洲と宇和島の間に卯之町がありますが、ここはシーボルトの娘、いわゆるオランダおいねが一時住んでいました。
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10年以上前初めて訪れた「おはなはん通り」はボロボロの土壁の通りでしたが、今やすっかり改装されて立派になってしまいました。
いつのまにか小さな堀割もしつらえられています。もちろん鯉や金魚がまだ不慣れだなーといった風情で泳いでいます。
この通りをもう少し上に上っていくと私の大好きな臥龍山荘に行き着きます。
眼下に川を眺めながら、蚊遣りを焚き、友とまったりと酒を酌み交わし、談論風発なんて時間を過ごせれば無上の幸せです。
今回は山荘案内の宇都宮さんが居なかったのは画龍点睛を欠くといったところでしょうか。
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川霧が立つので庭の樹々はしっとりしたよい風情。春の新緑・秋の紅葉が綺麗なのですが今は時期外れ。
俺も忘れるなよと元鴟尾瓦(しびがわら)と思われる魚(?)ににらまれてしまった。
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モミジはまだ青々としています。朱くなるのはもう一月以上かかるでしょう。
でも川には落ち鮎の川下りを邪魔する仕掛けが作られています。団体さんで降りてくる鮎を投網で捕るのです。
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立派な軒瓦。北海道はカラートタン屋根ですが、やっぱり日本の原風景は瓦屋根。いらかの波ですね。
ここでのお土産はやっぱり「志ぐれ」でしょう。できたてははんなりした甘さとそこはかとないもっちり感で美味しいですよ。
二本買い込みました。
大洲城はスキップして、行きに通ったなんとか商店街の道を駅まで戻り、各駅停車の列車で20分ほどの内子に向かいます。
その話は次に続く!