松山市内から伊予鉄の郊外電車に乗って北東に20分ほど乗ると終点の高浜駅に着きます。
10日の結婚披露宴はこの近くでした。
高浜駅から徒歩1分で高浜港です。要するに高浜港と市内をつなぐ起点が高浜駅ですね。
今は長距離、例えば広島の宇品港へは松山観光港が起点になりますが、かつては高浜港が起点ではなかったかと想像します。
観光港までは郊外電車の路線はなく、高浜駅からバスで連絡しているので。
瀬戸内には島が沢山あります。愛媛県と広島県や山口県の間にも沢山あります。
しまなみ海道を使って今治から大島、伯方島、大三島、生口島、因島、尾道を渡れますが、
他の島同士はフェリーを使うことになります。
フェリーはいわば海上のバスですね。重要な交通機関なのですがどの海運会社も経営は厳しいそうです。
一つには高速道の大幅割引が原因のようです。
高浜港からフェリーに乗って25分ほどで対岸の興居島の二つの港、泊港あるいは由良港に行くことが出来ます。
格別観光地というわけではないのですが、街中や観光地を離れた雰囲気に触れたかったのです。
タイミングで由良港行きのフェリーを利用しました。
左が高浜から見た興居島。東から松山空港に向かう飛行機はこの興居島すれすれに空港に向かいます。
右が空港に着陸寸前の飛行機が見える様子です。写真中央の飛行機が見えますか?
頻繁に船が出るわけでもないので岸壁ではのんびり釣りをする姿があります。勤めの行き帰りに釣りをする方も結構おられるとか。
フェリーはこんな姿(場所は泊港ですが)。下は車やバイクを積むデッキ、上に旅客が乗ります。朝夕は生徒さんも乗るんでしょうね。
由良港に着きました。遠くに見えるのが高浜港あたりです。由良港から泊港まで約4キロほどの海岸線をブラブラと歩こうという算段です。
由良港近くにこんなしゃれたお宅がありました。個人のお宅のようです。
何となく南フランスかスペインにでもありそうなデザイン・色模様です。
これぞ縮刷版の地中海。海の色がとっても明るい! 北の海とは大違い。
でももちろん真夏は暑いですよね。瀬戸の夕凪もありますから。
愛媛といえばミカン。でも色んな種類が時期を変えて次々出てくるのでとても何がどれやらわかりません。
徳島のスダチ、高知のブンタンはそれぞれ用途が違うので、愛媛のミカンと棲み分けているようです。
ブンタンは皮が厚くて剥くのが面倒ですが、中身の素晴らしい香りが嬉しいのです。
かつて松山からスダチを遊び仲間に送ったら、「ちっちゃくて、すっぺ~みかん!」と不評でした。ま、しょうがないか。
右の写真は多分ハゼノキ。内子の蝋燭はハゼの実からとります。
蝋燭のロウも植物性のハゼの実や動物性のクジラの脂から、今はすっかり石油系になってしまっています。蝋ではなくパラフィンですね。
ハイビスカスがまだ咲いていました。明るく強い日射しによく似合う花です。
この和気比売神社についてはここで。
由良から泊に着きました。フェリーの時間までのんびりと釣り姿を眺めて過ごします。
予定を決めないブラリ旅もいいものです。これで鶴瓶師匠のような人柄と話術があればもっと楽しいのでしょうが・・・。
そうそう。海岸線を歩いているときたまに出会う島の人に挨拶されます。
皆さんやさしいな~と不思議に思っていたのですが、はたと気が付きました。
白のスラックスに、白の上っ張りを着ていたのでもしかしたらお遍路さんに間違えられたのではと。
次回は おまけ編 です。