またまた
今宵は
カウンター越しの
常連さん達の
ボーイズトーク
1940年代の
ポップスを
愛する
古き良き時代から
タイムスリップして
きたかのような
10代
(結婚式に同席して夫婦に
間違われた!)
と
実年齢を知っているのに
いつまでたっても
高校生にしか
見えない
もぎたての果実
みたいな
30代
(ご飯屋さんで親子に
間違われた!)
10代紳士
「いやぁ~
10年後はどうしてるんでしょうねぇ」
30代檸檬
「ぼくなんか40ですよ~
絶対に見られないんだろうなぁ
年相応には」
10代紳士
「いやぁ~
ワタクシも 見られないんでしょうね
年相応には」
ワタシ
「想像できないよねー
ふたりとも
・・でも10年経っても
いまのワタシより
若いじゃん!ふたりとも!」
10代紳士
「いやいやっ(焦りながら)
まゆみさんも きっと
変わらないですよ💦
きっと 愉しく飛び回ってますよ」
30代檸檬
「そうそうっ(焦りながら)
キモノ着て お茶とか漬け物とか
詳しくなって 京都とか
しょっちゅう行ってますよ」
ワタシ
「あ、ありがとう
あきらかに熟年だけど
愉しんでがんばるよ」
・・いまどきの若者は優しい(笑)
ココロの根が
言の葉が
たくさん愛情を
浴びて
育まれてきたから
慈しむコト
相手を認めるコトを
厭わない
みんな
キラキラした瞳と
ツヤツヤした頰で
アンテナのように
目の前の
オトナの戯言も
受け止めようと
懸命だ
喫茶店マジック?!の
チカラを借りて
下世話なコト
と
綺麗ゴト
しか
云わない
こんな
ワタシにも
彼らは
いつも
優しい
でも
ECOな若者たちも
きっと
同世代の波に
社会の矛盾に
と
時に
もがいたり
いとしいヒトを
想って
胸痛めたりも
密かにしているコト
だろうけれど
きっと
彼らなら
上手く
渡っていけるだろう
10年後
それぞれの場所に
居るのかな
思いがけない出来事に
ヘトヘトになって
昔を懐かしんだり
するのかな
そのためにも
いま。を
笑っていないとね
一緒に
笑い合った記憶を
たくさん
植え付けないとね
大切なヒトに
優しくできる
パワーが
底尽きない
ように
10年後にも
貴方たちの
周りに
たくさんの
笑顔の花が
咲いている
ように
カウンター越しに
いろんな人生の
一コマを
眺めさせて
もらう
昨日は
雨の中
訪れてくれた
就活女子が
いつもに増して
俯き加減だった
なかなか
内定が
もらえないコト
なかなか
親御さんとの
未来予想図が
重ならないコト
なかなか
抱えてる荷物は
重いようだ
いったん
下ろして
ひと休みするために
訪れてくれたコトが
とても
嬉しくて
でも
また
その先の一歩を
踏み出すコトを
諦めない
カノジョが
なおさらのコト
頼もしく
想えた
ワタシは
魔法も使えないし
未来も見えないけど
いま
目の前にいるヒトが
頑張っているコト
くらいは
よく解るから
カノジョは
きっと
いや
絶対に
カタチあるモノを
掴んでみせると
信じてる
シアワセは
シアワセになりたいと
願うヒトの
もとにしか
舞い降りない
シアワセは
ちょうど白い鳩
みたいに
大切に
育ててくれるヒトの
ココロにしか
宿らないから
カノジョなら
見つけられる
ファイト
トビラを開けて
深呼吸して
旅立つ背中は
シャンと
していたよ
ファイト
昨日の
食べっぷりも
なかなか
気持ちイイ
モノだったよ
ファイト
ワタシが
貴女と
出逢えて良かった
そう
想っているように
やがて
その
新しい街にも
新しい出逢いが
待っている筈だから
ファイト
ファイト
「今年最初の
庭に咲いた
紫陽花だよ」
そう云って
渡してくれた
カノジョの
はにかんだような
笑顔に
いつも
救われる
つよい
結びつき
と
深い
愛情を
噛みしめながら
ふたりで
決めたコトは
たったヒトツ
「ムリをしない」
どんなに
大切でも
どんなに
いいヒトで
在りたくても
「ムリをしない」
ムリをしたら
だれかの
せいにしちゃうから
ムリをしたら
シアワセを
シアワセと
想えないから
ムリをしてるコトに
気を取られて
感覚が鈍るから
ムリと
がんばり
は
違うから
ワタシたちは
色んな助けや
しがらみの
糸に
結い救われたり
がんじ絡めに
されたり
お気に入りの糸は
固結びしたいし
抗いたい糸は
できるなら
断ち切ればいい
紡ぐのも
解くのも
この指先の
想うままに
為せるままに
6月の雨音
と
だいすきな唄
と
親愛に充ちた
花束
と
しばし
ドライブ
もう
居場所が
見つからないなんて
嘆かないから
作れるから
そう
今なら
きっと
ムリをしない
で