「二人が歳をとっても
永遠に忘れないでいよう
待ち合わせのわくわくする気持ちを。
同じような夜が来るのに
決して同じではないことを。
二人の若い腕、伸びた背すじ、軽い足取りを。
触れ合うひじの熱さを。」
〜吉本ばなな「ハチ公の最後の恋人」〜
キミ
の
名前
を
呼ばない
日
は
ナイ
だろう
キミ
の
名前
を
口にしない
日
は
ナイ
だろう
キミ
の
名前
を
想い浮かべない
日
は
ナイ
だろう
キミ
の
名前
を
想い出さない
日
は
ナイ
だろう
キミ
の
名前
を
忘れる日
なんて
きっと
来ない
だろう
キミ
の
名前
を
憶い出せなくなる日
なんて
きっと
来ない
だろう
キミ
の
名前
を
知らなかった
頃
には
ボク
は
何
を
シアワセ
と
呼んでいたのだろう
キミ
の
名前
を
知らなかった
頃
には
こんな
に
セカイ
が
輝きを増す
なんて
これっぽっち
も
知る由
は
無かった
だろう