朝がそこにあった
蛇口から冷たい水がほとばしり
味噌汁のにおいが部屋に満ち
国中の道で人々は一心に歩み
幸せよりたしかに
希望よりまぶしく
私は
朝のかたちを見た
〜谷川俊太郎「朝のかたち」〜
朝が来た
台風一過
澄み渡る
青空
だ
晴れ渡る
秋空
だ
鳥
は
囀り
近しきヒト
から
近しきヒト
へ
と
無事ならいいな
と
ココロのこもった
やりとり
を
交わす
犬
は
微睡み
ヒト
は
また
始まる
一週間
を
新しい
ひと月
を
気怠く
も
どこかしら
期待
を
懐き
歩み
進める
おはよう。
そう
口にしてみると
口角
は
必然
と
上がり
表情
は
自然
と
笑顔
へ
と
導かれる
おはよう。
それは
すこやかなる
鼓動
想ひビト
が
誰にでも
かならず
いる
と
いう
合い言葉
そう
伝えたいヒト
が
いる
愛
の
言葉