ヒトリ
一台
携帯電話
を
持つ
時代
不意に
自宅
の
固定電話
が
鳴る
と
ドキリ
と
する
昨夜
の
其れ
は
何年
も
疎遠
に
なっていた
友人から
だった
ご近所
で
ママ友
で
という
ありきたり
な
キッカケ
で
仲良くなったけれど
カノジョ
の
生業とする
手仕事
の
繊細さ
と
情熱
に
惹かれ
より
近しくなり
一時期
は
共
に
ゴハンを食べたり
ワイワイ
愉しく
やっていた
子どもたち
も
大きくなり
生活環境
が
変わる
と
グッと
逢う機会
は
減ったけれど
風の便り
で
カノジョ
の
がんばり。
や
近況
は
時折
耳にしていたので
安心していた
不意
の
連絡
は
共通の知人
の
近況
を
知る為だった
の
だけれど
流石
は
女性(笑)
ワタシ
が
最近
気になっていたコト
に
精通した
カノジョから
彼是と
話
を
伺っていたら
あっという間
に
驚異の長電話
と
なってしまった
「時間あればランチに行こうよ!」
と
誘ってくれて
とても
嬉しかったけれど
適当な返事をする
と
昔から
カノジョには
見破られるので
(その辺りの勘はスゴイ)
「晴れた日は たいてい 野外活動してるから
雨の水曜日にでも」
と
社交辞令抜き
の
ガチ返事
を
通した
「ワタシたち なんで こんなに長い間
逢ったり喋ったりせずにいたのかなぁ〜」
と
話の合間
に
接続詞のように
互い
が
口にしていたけれど
ほんとう
は
ワタシも
カノジョも
憶えている
前回・・
つまりは
最後
に
話した
電話の最中
に
〜大喧嘩をしてしまった〜
コト
を
其れ
を
お互い
触れようとしなかった
のは
たぶん
〜時間が経った。〜
の
と
大喧嘩
と
いう
非常事態ながら
も
其れは
〜対等だった。〜
故に
起こった
必然
だった
と
気付き
確信したから
だろう
どんな
に
好んでも
どんな
に
惹かれても
互い
に
尊敬の念
を
懐き合ったうえ
で
付かず離れずの距離
を
保てるからこそ
ヒトとヒトは
対等。
と
云えるし
上手くやっていける。
と
想う
プラスでも
もちろん
マイナスでも
然り
エネルギー
を
出し過ぎると
バテてしまい
手薄になり
ココロ乱れる
いまは、これで、じゅうぶん。
そう
〜ご馳走は腹八分。〜
の
精神
で
何事
も
臨み
望めば
きっと、うまく、いく。
カノジョ
と
ワタシ
の
中
に
川のように
流れていた
想い出
が
経年美化。
されていて
よかった
また
ずっと
逢わないかもしれない
し
バチっと
タイミング良く
雨の水曜日
に
ランチしてるかもしれない
けれど
それは
それで
また
流れ
に
委ねよう
と
想っている
誰しも
自身
が
誰か
と
関わる
一生分の時間
は
決まっていて
出逢いの瞬間
から
気づかぬうち
に
カウントダウン
されている
まだ
残り
が
有れば
逢うだけ
だ
もう
逢えぬ
なら
全うした
と
納得すれば
どれだけ
ラク
に
なれるだろう
カノジョ
に
限らず
いつからか
そんな風
に
悟ったよう
な
観念したよう
な
すべて
を
経年美化
しよう
とする
自身
に
なってしまった
それが
誇らしく
も
あり
少しだけ
淋しく
も
ある