こんにちは浦田関夫です

市議30年の経験から私なりの視点で発信していきます。

GIS九州の控訴に同調する唐津市

2011年06月01日 06時00分33秒 | Weblog


 今年の2月に佐賀地方裁判所は、唐津市が行った「地図情報システム構築事業」に関連し、(株)GIS九州が市総務部長を巻き込んで汚職事件をおこし、その損害額を468万円と認定しました。

 今日開かれる6月定例議会では、唐津市は「付帯控訴」(自ら控訴しない場合でも相手が控訴した場合高裁に申し立てができる制度)する議案が提案されています。

 GIS九州は、佐賀地裁の判決結果を不服として控訴。原告の山口勝弘氏も「損害額の認定額が少ない」と控訴したことを受けて、唐津市はGIS九州の控訴に便乗した格好です。

 疑問があるのは、「控訴することで唐津市の利益は何か」ということです。
唐津市の利益は、「損害額の認定が上がること」であります。それを「唐津市には損害は発生していない」と主張するするGIS九州と組むことには納得できません。

 加えて、唐津市の顧問弁護士は、佐賀地裁の裁判でGIS九州の代理人(弁護士)と連携して「唐津市には損害はなかった」と主張した弁護士です。果たして「唐津市の利益擁護」が出来るのか疑問があります。

 まさか唐津市は「損害はなかった」と主張するために「付帯控訴」したのではないとは思いますが…。

 福岡高裁の口頭弁論は6月15日になっています。



 唐津市役所玄関ロビーに展示してある「さつき」です。
来客者の目を楽しませていました。

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