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最近の新聞には、各社とも原発建設にともなう「札束攻勢」を生々しく語った特集をしています。
今日の佐賀新聞も、福島原発の建設時の様子を「飲ませ食わせ、あとは金」と反対地権者や反対運動をしている人に「懐柔工作」の模様を伝えています。
このようなことは玄海原発建設でも日常茶飯事に行われ、町長や漁協組合長が逮捕されました。
町会計課職員が使い込みで夜逃げ、逮捕。宿直室に雨戸を閉めて、日中から花札賭博をする始末です。
お金が行政も住民も感覚をマヒさせて原発建設は進められたのです。
しかし、原発が建設されてた後も形を変えて「札束攻勢」は続いていることが共産党議員からの資料要求に玄海町と佐賀県が示した金額は以下の通りです。
玄海町の原発に関する交付金
合計額は、266億9542万円(1961年~2010年)
佐賀県の交付金合計額は、1020億2856万円
①核燃料サイクル交付金……14億4208万円(2008年~2011年)
②電源立地地域対策交付金…635億5748万円(1961年~2011年)
③県核燃料税 …370億2900万円(1979年~2011年)
玄海町と佐賀県の合計額は、1287億2398万円になります。
そのほかに、九電は佐賀県が推進している「九州国際重粒子線ガン治療施設に40億円
佐賀早稲田中高一貫校開設に20億円
唐津大手口再開発ビル事業に5億円を寄付をしています。
分かっているだけでも1352億円以上にのぼります。
そのほかに「接待攻勢」「就職斡旋」「仕事の紹介」など見えないところもたくさんあります。
なぜ、札束を湯水のように使うのかといえば「危険を隠すため」にほかなりません。
反対に「唐津に進出する企業」には多額の奨励金を唐津市は払います。同じ企業進出にこんな違いがあることも見過ごせません。