坂井市長は、昨日の定例記者会見で「迂回献金」とされた「自由民主党佐賀県唐津市101支部」を解散する意向であることを表明したそうです。
市長は、三つの政治団体を持っています。
「自民党支部」「育てる会」「後援会」です。
企業や団体は、「個人後援会」に政治献金が政治資金規正法で禁止しています。唯一認められているのが「政党支部」だけです。
「育てる会」は、個人献金を受けとっています。
この二つの団体は、毎年12月に「後援会」に全額振り込まれています。
単なる「トンネル団体」です。独自の活動をしていないことは県選管での収支報告書で明らかです。
これを世間では「迂回献金」といいます。
市長は、「違法ではない」といいますが、実態のない団体を使って、受けてはならない企業団体からの献金を受け取っているのですから「違法」と疑われても仕方がありません。
「自民党支部」を解散してすむ問題でしょうか。
加えて、市の受注企業が「受注期間中」に、市長選挙3日前に「自民党支部」に20万円の寄附をしています。この寄附は、「自民党支部」でも、公職選挙法で禁止されています。
さらに、この企業の代表者は個人名で選挙終了後の3月に10万円を「育てる会」に寄附をしています。
「返金」で済まされる問題でしょうか。
私たちは、9月議会に社民党と共同で提出した「政治倫理条例の修正案」では「市の入札業者からの寄附は受け取らない」ことを求めました。
結果は、他の議員の反対で実現しませんでしたが、私たちが想定していたことが現実に起きていたのです。
市長は、市民への説明は、11月9日(月)の全議員に説明すると説明しているそうですが、市民が求めているのは、「直接説明」です。
市長は、「出前講座」を開催。自分に都合が悪くなったら「議員に説明したから」では済まされないと市民は思っています。
今日は、「川内原発」「いちき串木野市」へ視察にでかけます。
川内原発は、実際に中に入り安全に運転していることを見ます。
いちき串木野市では、唐津と同じ川内原発の隣接市としての取り組みを視察します。
明日は、ブログはお休みします。