入札案件で金額が「同額」や「同率」となり「くじ引き」で業者を決定するという現象が発生しています。
同額入札の現象が起きた事例は、2月26日に行われた「原子力災害対策施設整備建築工事」を馬渡島、ちんぜい莊、小川島、高島の4カ所で実施する施設整備建築工事入札です。
原子力災害対策施設整備には、建築工事、機械設備工事、電気設備工事の三部門に分かれていますが、ほかの二部門には見られません。
電子入札で行われた馬渡島での施設整備建築工事では、3社が同額の1億2355万2000円を入札し、結果「くじ引き」となりました。
「ちんぜい莊」施設整備建築工事では5社が5236万9000円を入札し「くじ引き」で業者を決めています。
このように、他の2件も同額入札による抽選で業者が決まっています。しかも、入札価格と予定価格の割合が、4件のうち3件が89.9%と同率となっており、もう1件が89.7%と僅差です。
こうなった原因は、工事費の算出根拠を割り出す「ソフト」があり、業者は同じソフトを使った可能性もありますが、ここまで同額、同率が続くと首をかしげたくなります。
詳しい事を知りたい方は、市のホームページから「暮らしの情報」から「電子申請サービス」の下に「入札結果」「工事などの入札情報」「平成27年度入札結果」にすすむと入札情報が閲覧できます。