昨日の議会運営委員会で、明日の議会最終日に二人目の副市長を選任する議案が提案される事が執行部から報告されました。
今朝の佐賀新聞の報道では、二人目は「定年部長内部登用」との見出しで伝えています。
二人体制は、2005年(平成17年)合併後しばらくありましたが、2008年度(平成20年)までで、それ以降は一人体制でやってきました。
現在の副市長は、国交省から坂井市長の任期期間までという期限付きで「出向」しています。
坂井市長の任期は、後一年を切っています。一般論でいえば、二人目の任期も市長の任期と同じになります。
なぜこの時期なのか、坂井市長の再選へ向けた意欲の表れともとれます。
佐賀新聞では、「大規模な予算を運用していくには、2人体制が実効性を高める上でも望ましい」と伝えています。「合併特例債限度一杯を使い切る」としてもあと5年かかります。
坂井市長は、そこまでも見据えているのでしょうか。
今年度の一般会計予算は700億円を超えており、来年度も700億円を超えることは確実です。
全国の同規模の市が500億円前後と比べればずば抜けて予算規模が大きくなっていることは事実です。
それを、あと5年間続けるとして果たして、副市長二人体制が必要なのでしょうか。
気になるのは、入札制度の「見直し」です。
公共工事の入札で、業者と職員の不適切な関係を断ち切ろうと導入した「最低価格の事前公表」を「事後公表」に切り替えようとしている事です。
不正入札の「切り札」として導入したこの制度を1年で見直しの方向で議論が始まっています。
「なぜこの時期に見直しなのか」と思ってしまいます。
写真は、市役所の桜です。蕾を一杯膨らませています。
あと、2~3日すると満開になるのではと思われます。