昨日、唐津市政倫審が開かれ、24ある坂井俊之後援会支部は、選管に政治団体としての届け出がないまま10年以上も政治活動をしていたことが明らかになりました。
坂井俊之の後援会長が政倫審に出席し「後援会と支部は従属関係はなく別組織」であると明らかにしたものです。
昨日傍聴者に渡された「坂井俊之後援会浜玉支部規約」には、「坂井俊之の政治活動を支援し…」と明記され、会費を集め坂井市長の政治活動を支援しています。
私の調査では、浜玉支部は、政治団体の届けがされていません。
坂井市長は、浜玉支部の総会に度々出席しており、10年以上も「政治資金規正法違反」を承知で政治活動を続けていたことになります。
坂井市長の新たな「政治倫理違反」が発覚したことになります。
1時半からはじまった審査会は、マスコミと市民を追い出した秘密会ではじまり、途中で公開になりました。
この日坂井市長は、政倫審に出席に当たり「マスコミはいいが市民が傍聴している場では出席できない」と出席に当たって条件を出してきました。
前々回の政倫審で、「市長は公人だから公開」を決めていたにもかかわらず、昨日の政倫審は「公開・非公開」ですったもんだでした挙げ句、8人中2人が非公開に挙手して、公開とする事が決まりました。
市長が足早に入室したのは2時10分でした。
「私がすべきことは、市長として原点に返り猛省し、法令遵守に努め、勉強し二度と繰り返さないよう研究を深める」と議会発言を繰り返す市長の発言に、委員から「勉強が足りない分が政治倫理そのもの」と厳しい指摘が相次ぎました。
委員から「疑惑を持たれた原因は何処にあると思うのか」と問われ、坂井市長は「(迂回献金)報道があった当時は認識が薄かった。今の時点で考えると適切ではなかった」とまともには答えませんでした。
浜玉支部の問題を問われても、坂井市長は「後援会が支部を統括しているわけではない、(運営は)その支部に任せている」と他人事のような答弁に終始しました。
これぐらいのやりとりならば、市長は「出るの出ないの」でごねるほどのものではなかったのでは。
審議が終わって、傍聴者から怒りが爆発しました。
唐津市のHPによると、「第7回唐津市政治倫理審査会を開催します。公開となる議事は、午後2時30分からを予定し ています。」(会議の公開、非公開などの取り扱いについては、午後1時30分から始まる審議会の冒頭で協議されます)と表示されていまし。
(昨日の午後7時半現在、閲覧が出来ない状態)
傍聴者は別の場所で待機し、午後2時30分に会場に入室するとすでに市長に対する審査は終盤に入っていました。
傍聴者からは、「だまし討ちだ」「事務局が市長をかばっている」と声を荒らげ事務局に迫る場面もありました。
村上英明会長は、坂井市長が審査会に出席した事で早期に試案をまとめ、委員の合意のもとに審査結果を坂井市長に提出することとしています。