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昨日は、佐賀県市議会議長会主催の研修会で伊万里市に伺いました。
講演は、馬場正尊さんの「空き家を移住のきっかけにする方法」というテーマでした。
各地に増えている「空き家」を地域再生の一つにしようというものです。
すでに取り組まれているものですが、なかなか成功していません。
馬場さんの成功例は、佐賀市の柳町の事例で紹介されていました。
古民家の再生図を示しながら入居者との話し合いで家賃を含めて「事前に段取りを決める」という手法でした。
入居者と入居者の家賃に合わせて間取りやデザインを考えて、「必要最小限度の投資」にとどめ、古さも大切にするものでした。
この手法で成果を収めているとのことでした。
唐津市でも、「空き店舗対策」として、改装費や家賃補助をやってきましたが、「補助金の切れ間が営業の切れ目」を繰り返しています。馬場さんの手法は参考になるものでした。
なお馬場さんは、伊万里市出身の49歳だとおっしゃっていました。
今朝の新聞では、来月10日をもって「トライアル唐津店閉店」とありました。
撤退の理由は「老朽化」だそうですが、中心住宅地からお店が無くなることは、新たな「買い物難民」を生むことになりかねません。
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