先日、唐松地区労主催の「夏期講座」へ参加しました。
テーマは「男女共同参画・女性活躍社会のはなし」でした。
講師は、唐津市男女共同社会参画推進協議会の池田宏子会長さんです。
結論から言うと「働くことは権利」そのために働きやすい環境をつくることが大事。
その為には「労働者が団結し雇用主に改善を申し入れること」だと話され、「権利は努力しなければ実らない」とズバリ。
大学で「憲法」をおしえているという池田さんは、女性の視点で社会の変化を語ってくれました。
昭和22年に憲法が公布され「男女平等」が明記されました。しかし、それは女性が勝ち取ったのではなく敗戦によって憲法に明記され、与えられたもので、女性の地位は上がっていない。
昭和60年に「男女雇用均等法」ができ、「男女共同参画基本法」「女性活躍推進法」「働き方改革」「幼保無償化」など一見、女性の職場進出の環境整備が進んでいるように見えますが、実際は「女性を労働者に誘導している」もので「働かせ改革」であって、女性の地位の向上を願ってのものにはなっているとも話されました。
最後に、池田さんは「男女とも育休はシッカリとりなさい」と話され「周りに迷惑をかけるから」と遠慮すると、「せっかくの権利が後退する。迷惑にならないようにするのは雇用主が考えること」結ばれました。
労働者の権利の行使には、「団結と不断の努力」だと学んだ講演会でした。