福井県の杉本達治知事は昨日、運転開始から40年を越える関西電力の美浜原発3号機と高浜原発1,2号機の再稼働に同意すると表明しました。
原発の運転期間を「40年」と定めたルール下で初めてのケースです。
5月にも再稼働する見通しといいます。
新規建設が困難になるなかで、原発は例外規定が外され「60年運転」へ全ての原発が倣うことでしょう。
杉本知事は、同意に当たって、原発1カ所あたり25億円の「交付金を評価した」と報じられています。3基で75億円です。
老朽化した原発の安全性や避難計画の実効性をお金の多寡で政策判断をするのは如何なものでしょうか。
風力発電でも、「地域振興」名目で、地元にお金が支払われる仕組みがあります。
その原資は、私たちが払う「電気料金」ですから。
札束政治は御免です。
写真は、議員控え室から見える新庁舎建設現場です。
鉄筋がコンクリートで被われました。