衆院選の結果がでました。
厳しい選挙でしたが、1区の原口一博さんと2区の大串ひろしさんが野党統一候補として当選することができました。
共産党が2議席減らしたことは残念です。
写真は先日、中浦地区を議会報配布中に「31日に亥ノ子様がある」と聞いて昨日、出かけてきました。
言い伝えでは、10月の亥の日についた餅を食べると健康になるといわれ、猪は子どもを多く産むことから、子孫繁栄、家内安全、商売繁盛等の願いが込められ、上場地域でおこなわれています。
子どもたちが丸い石を蔦で縛り、「口説き」を唄い、庭に窪みをつくります。
初めて男の子が生まれた家では、子どもたちに「振る舞のご馳走」をする習わしとなっています。
少子化で、途切れた集落も多くありますが、この中浦地区では戦前からずっと続いている伝統行事です。
子どもたちが、家に着くと「亥ノ子様にきました」と元気よく声を掛けます。
「亥ノ子石より先に歩く事は禁止」され、それを年長者が年下に指導し、礼儀正しく行動するのも大事な社会勉強になっています。
家々では、「餅」を以前は用意していましたが、最近は「現金」を用意する所が多くなっています。
加えて、お菓子や裏山で獲れた柿などをお土産に持たせる家庭もあります。
約40世帯を3時間ほどかけて廻った後は、公民館で食事と頂いたお金やお土産を均等に配分するのは、年長者の役割です。