第679話.気になった音楽(298) AI『アルデバラン』

2022-01-15 04:46:51 | 気になった音楽
湖畔人です。

さて今日は音楽です。

今日は、今、NHKの連続テレビ小説でやっている『カムカムエヴリバディ』の主題歌である、AIさんの『アルデバラン』です。この曲、作詞・作曲は、あの森山直太朗さんです。

オミクロンの感染拡大でまた在宅に制限がなくなり、家でまた仕事をしょっちゅうするようになると、昼食の時間にはテレビをつけているのですが、そうすると自動的に嫁が見ているNHKの連ドラを観る事になり、結果的にその主題歌も聞く事になります。

話の内容は、私がたまにしか見ないのと、展開が速すぎるのもあって、ちょっとついていけてないのですが、どうも誤解、行き違いがあって、離れ離れになってしまった母子がいて、今は、その残された女の子が主人公のターンです。その女の子は、名前を”るい”と言います。洋楽付きの親が、あのJAZZトランぺッターでシンガーのルイ・アームストロングの名前から取った名前のようです。ルイ・アームストロングは『What a Wonderful World』で有名ですね。ルイ・アームストロングは愛称が”サッチモ”なので、その子も”サッチモちゃん”と呼ばれているようです。

その”るい”と言う名の女の子は、母に捨てられたとしか思えないような暗く悩ましい過去を持っており、従って影もあり屈折もしており傷つきやすい女子になっているのですが、”るい”繋がりか、ルイ・アームストロングの曲を得意とするトランぺッターと恋仲になる所まで来ました。今後どうなるのか分かりませんが、どうもこの後”るい”さんのお子さんの代の物語まで行くようなので、三世代の女性達の物語ですね。できれば誤解で離れ離れになってしまった”るい”さんとその母親の再会との和解があればいいなと期待をしております。

さて、そんなドラマの主題歌は心に深く染み入る素敵なメロディーと歌詞を持った直太朗さんの最高傑作の内の一つになるかもしれない名曲です。その素晴らしい楽曲をパワフルなボーカルのAIさんがドラマチックに歌い上げています。本来パワフルな彼女は、本気を出したらこんなもんじゃないと思うけど、でも、こうして少し肩の力を抜いて歌った感じの方が、どうも、我々の心の奥底までその思いが届いてくるようです。

歌詞は、思いを寄せる人と、もっと仲良くなりたいな、こんな先の見えない時代だけど、でも、どうかあなたには幸せであってほしいのです、と、心から祈るような気持ちを込めて歌う歌、そんな感じの歌ですね。

タイトルは『アルデバラン』。牡牛座の一等星ですね。プレアデス星団に続いて登ってくることから、アラビア語で”後に続くもの”という意味なんだそうです。このドラマが三世代の女性達の人生を描いているので、”後に続く女性達”と言う事で、このタイトルになったんでしょうかね。

プレアデスですね。アンドロメダやベガと共に日本に非常に縁が深い星団の一つと言われていますね。退行睡眠等で過去を辿るとプレアデス時代の記憶が出てくる日本人は多数いそうな感じですね。

直太朗さんもその一人なのかもしれません。

まぁ名曲ですね。名曲誕生の瞬間です。

お薦めします。

では。

湖畔人