第184話. スポーツが与えてくれる力 井上尚弥と言う衝撃

2018-10-07 21:27:07 | スポーツが与えてくれる力
湖畔人です。

少し前に、『ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)』バンタム級トーナメント1回戦、井上尚弥 対 ファン・カルロス・パヤノ戦が終わりまたね。嘗ての大チャンピオン・パヤノを、たった一度のワンツーパンチで失神KOさせ勝ちました。たったの1分ちょっとで終了です。開いた口が塞がりません。恐ろしい強さです。

勝つのでは?勝って欲しい!、と期待をして、心を乗せて応援をして、期待通りに勝利してもらう、と言うケースは、日本人選手の場合、そのメンタルの弱さからかなりマレでして、大体裏切られてばかりでホント嫌なのですが、今回の井上選手の場合は、余りその裏切られる気がしなくて、久しぶりに心を乗せて応援できる強い選手の登場だな、と思って、内心とっても嬉しく思っているのですが、今回も、そんな裏切られる心配より、その強さをリアルタイムで目撃してみたい、と言う気持ちの方がずっと勝っていて、リアルタイムで観る事にしたのです。でも結果は、此方の期待を超えて、1分チョイでの大完勝劇で、逆にそのあっけなさに、ビックリしている所です。

圧倒的な強さ、運動選手としての知性、その賢さ、勝負時に決め切る心の強さは日本人離れしており凄まじいばかりです。敢えて相手のグローブに数発連続してジャブを当ておいて意識をそこに向けさせておいて、一瞬、少し低い位置からジャブを繰り出し顔面に当て、相手が怯んで後退したところに重いストレート一発でハイ終了です。その瞬時の賢さと、体幹の強さから来るその強くて速くて重いパンチたるや、凄まじい破壊力です。

多分、今、日本国内で騒がれているよりも、もっと、ずっと、凄い衝撃が今、世果中を駆け巡っているはずです。パウンドフォーパウンドで現在7位、多分、今後もっと上位に上がって行く事でしょう。まるで嘗てのマイクタイソンを見るようです。タイソンは制御不能な化け物でしたが、この日本製のモンスターは極めて理性的で極めて普通な感覚の持ち主の好青年なのですが、逆にその分、もっと恐ろしくて、もっと怖い化け物なのかもしれないのです。一体今後どこまで昇り詰めて行くのか、彼の今後の活躍が本当に楽しみです。

湖畔人


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