第603話.気になった音楽(263)(264)(265)(266)東京スカパラダイスオーケストラ『Monsoon Town』『Ocean To Ocean』『そばにいて黙るとき』『女神の願い』

2021-08-14 16:04:59 | 気になった音楽
湖畔人です。

先日五輪の閉会式でパフォーマンスしたスカパラですが、まぁ、想像ですが、
閉会の構成のアイデアが最後までまとまらなくて、最後の最後に無理くり依頼されて仕方なく引き受けたのではないか?と勝手に想像しています。スカパラはイイですし、ハマればハマるのですが、ハマらないと響かない類、万人受けではないのです。日本人でも一部しか反応しないでしょうし、ましてや世界は?なのです。

もし自分がプロデューサーなら、世界中の人々が盛り上がれるように、最低でも半年前から、または1年前からスカパラの露出を世界中で極端に増やし、NETFLIXやアマゾンプライムやMTVやYOUTUBE広告やオリンピックのサイトに紐づけて、ガンガンに露出を増やして、また世界の有名人とコラボをさせて、せめて数曲ならだれでも知っているという状況を作って、それから閉会式に臨むはずです。それなしに、いきなり宜しくでは余りにカワイソ過ぎます。

多分、スカパラは、致し方なく、運営側の困惑を察知して引き受けたのではないのか?と言う気がしなくもありません。まぁ想像ですし、本当は全く違うかもしれませんが、大変な役をこなした彼らの慰労も兼ねて、数曲ご紹介したいと思います。

まず最初は、『Monsoon Town』、ベースの川上さんの曲で、2000年リリースの『FULL-TENSION BEATERS』からの一曲です。ゴンチチっぽいリラックスしたインストの曲です。始まりは、マフィアでも出てくるかのような感じですが、途中からサザエさんのような、小津安二郎の世界観のような昭和初期の東京っぽい感じになります。

自分のイメージでは、MIBのように白黒のツートーンの細身のスーツに身を包み、サングラスをした波平さんがマシンガン片手にバラの花を口にくわえて町外れの縁側に座ってポーズを決めているのですが、風が風鈴を鳴らし、子供たちがその周りで戯れているかと思うと、突然、浴衣に着替えた波平さんがサザエさんのエンディングの様に速足で風鈴市を散策するようなイメージの曲です。まぁ独自過ぎるイメージなので、あまり参考にしないでください。

次は、『Ocean To Ocean』。このバンドの中核メンバーのキーボードの沖さんの曲ですね。2003年のHIGH NUMBERSからの一曲で、これもゴンチチっぽいリラックスしたイイ感じのインストの曲です。

次は、2009年にリリースされた『PARADISE BLUE』と言うアルバムからの一曲で『そばにいて黙るとき -Silent By Your Side-』です。これも、作曲は沖さん、作詞は谷中敦さんです。こちらは、とてもスカらしい一曲で、スパイ大作戦でも始まるかと言うような曲なのですが、途中から複数名の合唱が入ります。歌詞は、何とも言えず、天国がどこかわからないので、街をさ迷うけど、君の近くにいる時でも離れている時でも、心は君の穏やかな幸せを祈っているよ、と言う、聞く人が聞いたら不成仏霊が地上を徘徊しているけど、でもその幽霊は性格がとてもイイ、みたいに聞こえなくもない歌詞なのでなんか微妙ですが、きっと谷中さんは正直な方なのでしょう。良い曲でお気に入りです。

最後は、『女神の願い』です。2008年リリースの』Perfect Future』と言うアルバムからの一曲で、これも沖さん作曲で、谷中さん作詞です。ボーカルはドラムスの茂木欣一さんです。彼のドラムは格好がいいですが、腕が交差せず開いている面白いスタイルのドラミングです。オープンハンドと言うようです。歌詞は、新しい命の輝かしい未来を祈念するかのような曲ですね。谷中さんにお子様でもできた時の曲なのでしょうか?判りませんが、素敵な歌詞ですね。

さて、次からは、ソフトロック、特に70年代メインで行きたいかな、と今は思っています。

では。また。


湖畔人



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