第685話.気になった音楽(301) モーリス・ラヴェル『亡き王女のためのパヴァーヌ』

2022-01-30 14:04:29 | 気になった音楽
湖畔人です。

さて、また音楽ですが、パンクから一気に真逆に振れてクラシックです。

ラヴェルと言うとずっとあのボレロのイメージだったのですが、今はこの『亡き王女のためのパヴァーヌ』が一番好きですね。

聴いていてとても心落ち着くし、何か分からないけどとても”和”を感じるのは自分だけでしょうか。大和撫子と言うか、日本の慎ましやかな女性の美徳みたいなものをとっても強く感じるんですよね。

何でしょうね、これね。

ちょっと調べてみたのですが、当時のフランスはジャポニズム全盛の時代で、多くの欧州の芸術家達は日本に興味津々だった時代でして、ラヴェルも例外ではなく、親友で弟子でもあり訪日経験もあるモーリス・ドラージュと日本に関する情報シェアを相当していたと思われており、当時パリにいた日本人の資産家の薩摩治郎八とも仲が良かったようだし、長唄を直に聴いたこともあったようだし、相当の浮世絵のコレクターでもあったようで、確かに日本との縁はあったようです。

でもこの曲が作曲されたのはラヴェルがまだ学生だった時で、日本の影響がどれだけあったか相当疑問です。

彼、前世で日本人だったとかね?
結構そうだったりしてね。
とってもいい曲です。

お薦めします。

湖畔人

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