第793話.陰謀論(35) ユダヤ人論・ユダヤ教改革派が分かれ目か?サバタイ派フランキストのロスチャイルド家=イルミナティが起こす人類の不幸(改)

2022-08-19 05:50:53 | ★陰謀論
湖畔人です。

さて、また陰謀論に戻ります。

陰謀論をやっていると避けては通れないユダヤ人論。ユダヤ人の定義は、ユダヤ教を信じる人達、または母親がユダヤ人の人達、と言う事で遺伝的な括りだけではない、緩やかな定義を持つ集団ですね。全員アブラハムの子孫かと言うと、そう言う訳でもなさそうです。

ユダヤ人にはイルミナティのロスチャイルドやマルクスの様な邪悪な存在もいれば、エマニュエルトッドやイエスキリストやアインシュタインの様な立派な方々も多数いますね。なので、ユダヤ人=悪、ではないですね。

でも、ユダヤ人は全般に、他民族への利子付きの金貸しを肯定したり、その優秀さゆえに自分たちユダヤ人以外を見下すような選民思想があり、それが故に嫌われてきたのも事実です。また、キリストを磔にしたのもユダヤ人なので、キリスト者達にも嫌われがちだし、宗教改革をしたマルチンルターにも相当嫌わていましたね。なので、欧州内の国々を追い出され、転々としてきた辛い歴史があります。そうした不安定さから、自国を持ちたいと言う願望も彼らには強く、イスラエル建国にも繋がりますし、優秀である、と言う自覚と、一方随分と酷い目に遭ってきた事への恨みもあり、それがイルミナティ的な世界征服を成し、他の民族達を皆奴隷扱いしてやる、なんて言う悪しき野望へと繋がっているのかもしれません。まぁそもそも他民族を人間以下、ゴイムと蔑む傾向が元々あるので、それが知られると、当然嫌われますね。

ルターには嫌われましたが、別の宗教改革者、ユダヤ人と言われるカルバンの方は、ユダヤ教もユダヤ人も肯定しましたね。カルビニズムの変化形でもあるイギリスの清教徒達にはユダヤ人達は歓迎され、英猶同祖論もあり居心地が若干ましだったようで、イギリスに移住するユダヤ人が増加します。またカルビニズムは利子付きの金貸しも別に否定しなかったようなので、そこから資本主義が生まれ、ユダヤ人が大活躍できる銀行業が盛んになり、特にシティという特別自治区で、王族以上の権力を誇り、その結果、今では欧米の主要国の中央銀行の貨幣発行権を持つまでに至ります。

絶大な権力を持つ金融寡頭勢力を形成したユダヤ人達ですが、ロンドンのシティに根を張り、今の覇権国家であるアメリカまで遠隔でコントロール下に置いているのが現在です。その中心勢力が陰謀論の中心でもあるロスチャイルド家ですね。

では、世界征服の陰謀を持ち、3度の世界大戦を企画し、既に2度実行済で、ソ連や中国など共産国を育て、人類への大きなカルマを持つイルミナティがどのように生まれて来たのかと言うと、彼らのベースにはどうも、改革派ユダヤ教の影響がありそうなのです。

前述の通り、欧州内で転々と移民をして来たユダヤ人達ですが、その悲惨な歴史から、救世主出現への待望論が高まっていました。その中で現れたのが、サバタイ・ツビィでした。

彼は救世主を自認し、ユダヤ人社会内でも多くの軋轢を生みますが、最終的にはイスラム教の国王の命で改宗を迫られ、なんとイスラム教にささっと改宗をしてしまうのです。そんな衝撃的な変節をしても何故かツビィのカリスマ性は衰えず、彼の影響は死後も残ります。

その後、彼の生まれ変わりを自認するヤコブ・フランクが現れ、フランキスト派を立上げますが、世界を破壊すればする程、荒廃させればさせる程、退廃させればさせる程、メシアを呼び込むことが出来るのだ!、と言う、なんともねじ曲がった、倒錯をした思想を展開し、そうした異常な思想なので、性的にも倒錯した異常な儀式を行っていたようで、正統派のユダヤ教から破門されてしまい、欧州を放浪するはめになります。

一方、初代ロスチャイルドは己の世界制覇の野望を託す為にイエズス会のアダム・ヴァイスハウプトをスカウトしてイルミナティを立ち上げます。初代ロスチャイルドは現地のフリーメーソンも立ち上げています。後日、イルミナティの危険思想が問題となった後は、イルミナティはフリーメーソン内に潜伏する事で延命を図るのです。

そうした初代ロスチャイルドの所に、放浪し困窮し切ったヤコブ・フランクがやってきます。初代ロスチャイルドはヤコブの面倒をみ、仲良くなり、ヤコブ思想に共感し、信者となります。ヤコブ・フランクは、自身のサバタイ派の勢力をイルミナティに参入できるようヴァイスハウプトに要請し、承諾を得、サバタイ派とイルミナティはここである意味、一体化をするのです。そうなると自ずと、イルミナティも、サバタイ派フランキストのように、世界を破壊すればする程メシアの到来が早まる、と言うイカレタ思想を持つ事になるので、イルミナティのアジェンダも破壊に次ぐ破壊、となる訳です。それがイルミナティのビジョン、3度の世界大戦後の世界支配と言うビジョンのベースになったと思われています。

問題は、ではその破壊に次ぐ破壊の後に来る彼らのメシアとは一体だれなのか?と言う点ですが、それが実は神ではなくて、ルシファーだと言うから大問題なのです。だから彼らはフランキストも、イルミナティも、悪魔信者達と言われてしまう訳です。

フランキストでもあり、イルミナティを作らせた初代ロスチャイルドは、そうした破壊的な思想を持ち、その野望を実現すべく、欧州主要国に自身の子供たちを派遣し、初代の構想通り、世界支配構想に向けて彼らは動き出します。特にうまく行ったのは当時の覇権国イギリスに送ったネーサン・ロスチャイルドで、ナポレオン戦争で大儲けをし、その後、イギリスの中央銀行まで支配下に置くようになり、覇権国の心臓部を握る事になるのです。そこからです。ロスチャイルド家の世界征服プランが一気に加速するのは。だってネーサンの息子の代にはスエズ運河をホイッと買って、英政府に分け与えてしまうなんて、そんな事できる財閥は他にはいませんね。

初代ロスチャイルドが信じたサバタイ派フランキストのヤコブ・フランクは自分自身をサバタイ・ツビィの生まれ変わりとしていましたが、そのサバタイツビィの生前の願いは、
①イスラエルの失われた十支族を一体化させる事、
②イスラエルを復元すること、
③世界征服
④キリストの名誉回復
と言ったものでした。

ロスチャイルド家の歴史は、このツビィの願いを歴史の中で実現して行った歴史とも言えます。

①イスラエルの失われた十支族を一体化させる、と言う願いは、イルミナティがのっとるフリーメーソンの力で出来た国連やEUによりその願いが果たせた、とも言えますね。
②イスラエルを復元ですが、ロスチャイルドが乗っ取った英国とフランスの力でイスラエルは建国されましたので済ですね。
③の世界征服はあと少しですが、覇権国家アメリカが彼らの手中にあるので、ほぼ実現済とも言えます。
④のキリストの名誉回復ですが、これはツビィが自身をメシアと自認していたと言いましたが、彼は、メシアは転生輪廻をしており、アダムから数えて18代目が自分で、その前にイエスがいた、と思っていたらしく、イエスのユダヤ教内での扱いの悪さに納得がいかなかったようです。

でも、ロスチャイルドはユダヤの王と言われていますので、その意味でイエスの評価をユダヤ人社会の中で変え得る立場には十分いる事はいますね。また、バチカンもイルミナティの一部であるイエズス会経由で支配下に置いているので(今は教皇もイエズス会出身)、まぁ目標を達成出来たような、していないような、よく分からない状況ですね。そもそもルシを信仰するとか言うイルミナティの人達が神側のイエスの名誉回復って、そもそもなんか話に無理がありますよね。なので、この点だけはロスチャイルドも放置せざるを得ないかもしれません。

そうした訳で、ユダヤ=悪ではないが、

目立っているロスチャイルド家は、サバタイ派フランキストで、イルミナティの為、多分、悪魔信者で、問題あり、と言う事です。でもそれは、ユダヤ社会全体が悪とはならない、と言う事です。

だって、ヤコブ・フランクとその信者であるフランキスト達は、正統派ユダヤ教ラビから除名されていますしね。

それにあのイルミナティ幹部のキッシンジャーは1976年、アメリカ最高ラビ評議会(SRCA)によってユダヤ教から破門されているのです。

こういうのを見ていいると、ユダヤも一枚岩ではなく、正統派のユダヤ教徒達は少数とは言え、未だに健在のようです。そもそもイスラエル建国に未だに反対するラビ達も多数存在するようなのでね。正統派の方々、是非、頑張って欲しいですね。

でも、欧米のユダヤの主流は改革派のようです。特にアメリカのユダヤ社会は、改革派、サバタイ派フランキストが優勢で、ブナイブリスも改革派だし、トランプさんの娘婿も改革派の人のようです。残念ですね。

では。

湖畔人

(2022.08.20改訂)

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