第787話.よもやま話 2022.08.14 T一批判から拡大する宗教批判の偏見と悪意(改)

2022-08-14 05:44:35 | よもやま話,雑感,最近思う事
湖畔人です。

お盆ですね。お盆休みです。

終戦の時期でもあり、最近、US在住で切れ味抜群の伊藤貫さんが日本の未来を案じた動画を出されていたので、その動画の中から幾つか気になったポイントを切り出して、今後の日本の在り方について盆休み中に言及ができないか?と思っていたのですが、その伊藤さんが動画を出されている保守系の動画チャンネルにおいて、政治と宗教に関する座談会が催されており、その中で、自分の尊崇する宗教指導者と、その方が率いる宗教団体、関連する推し政党に対する否定的なコメントが相次ぎ、かなりアンチ的な立ち位置から嘘と想像を交えた悪しき印象操作がされており、何も知らない人達が聞いたら、それら団体に対し相当悪いイメージを持つであろう内容になっており、これって許されんの?って思ったので一言申し上げたいと思います。

実は、前からその懸念はあって、第778話でも"保守系のメディアを運営し政治団体を持つ所も、『宗教は政治にかかわるな』なんて言う単純なスローガンを主張しているけど、そうした単純な物の見方は問題があるよ、チャント教えの中身を精査してから物を言うべきだよ”的な意見を申し上げましたが、その言葉を再度強く繰り返したくなるような、そんな酷い内容の座談会でした。

しかもよりによって、アンチの筆頭株で、嘘をない混ぜては如何にもそれらしい話をでっち上げては誹謗中傷を繰り返す人物をゲストに呼んでいて、その人物の嘘だらけの悪意ある情報を批判する事もなく、そのまま受け入れて会話を展開すると言う、もう何と言うか、ホントどうしようもない一方的な欠席裁判の様な座談会でしたね。

どうせやるなら、批判する側の意見も、肯定する側の意見も両方出させるべきです。

それを嘘八百の人物の意見だけ言わしておいて、これは、はじめからその精神指導者や、その方の団体や、関連する政治団体に対し、悪しき印象を植え付ける事を目的としてやっている、としか思えないような、そうした悪意を感じる内容でしたね。

あのチャンネルでは近現代史研究家の林さんや、馬渕元大使や、伊藤貫さんとか、良い論客が揃っていて良いのですが、主催者があれだと、ちょっとどうなの?って話になるのです。なんか、伊藤さんの話をする気も萎えました。

確かに宇宙関係の話には理解が及ばないのは仕方ないにしても、判っている範囲でも90年代前半からから一貫して保守であり、随分と早い時期から反グローバリズムの姿勢を出していた政治思想の持ち主であり、著作に目を通せば、そのレベルの高さは一目瞭然なのに、もう一回言うけど、ちゃんと著作に目を通してから批判をすべきで、それもせず、勝手な思い込みで相手を批判するのは、怠慢だし卑怯です。

この偉大なる精神指導者は、約30年前、94年に出した国家観に関する幾つかの著作の中で、グローバリズムの危険性、世界政府樹立の危険性についてこうした内容のことを言っておられました。

"今後、多くの知識人達が、世界政府樹立の誘惑に陥るが、それはありがちな罠であり、誤りであり、危険な考えだ。地球全体がネットで繋がり、情報により世界が一つになり、ボーダレスにならんとする中、21世紀に入ると多くの知識人達、エリート達の中に、世界政府を作り、それにより世界を一元管理、支配しようとする欲、悪しき誘惑に陥りそうになるが、それは姿を変えた全体主義でありとっても危険な考え方だ。そもそもローカルで起こる様々な細やかな事を国連の様な世界中央政府が一元管理、決済する事にそもそも無理がある。また、ボーダーレスエコノミーとか言って、聞こえはいいけど、自社の利益だけを追いかける大手企業達が、世界で大きく稼ぎ、稼ぎに対する税金を、
税率が安い国に納めて、自国に還元しない事が多数起きていて、そうした自社の利益追及のみに奔走する大手企業群で溢れた結果が今の超赤字国家、アメリカの姿だ(94年当時)。愛国心の不在なのだ。そうではなくて、各国に住むそれぞれの民族が、自分達の国に責任を持って、愛国心を持って自国を良くせんと自助努力をし、それぞれの国が豊かになって行く事が一番大事なのだ。勿論、他国が困っているのを見れば騎士道精神でもって他国を一時的にヘルプするのはいいが、世界政府なるものが現れて、富める国から無理やり富を搾取をして、それを貧しき国々に強制分配する、なんて事をし続けて行くと、貧しき国々はますます働く必要がなくなり、配給を待つだけの怠惰な国々となり、富んでいた国々もやる気を失い、世界全体が貧困化し、世界中が不幸になって行く事は必至だ。それは、90年代前半に滅んだはずの共産主義が、国際共産主義として姿を変えて復活する事を意味するが、そうした世界政府樹立の試みはソ連やナチスのように必ず失敗する事になると断言できる。そうした全体主義的、世界政府樹立への悪しき誘惑は払しょくし、個人も国家も基本に立ち戻る事が大事。それは、自助努力の精神、そして利自利他と言う考え方だ。それは、まず順番として、各自が自分自身の人生に責任を持って、自分自身で努力をして自分自身を救う事、自分自身の人生を切り開く事、自分で自分や家族を養えるようにする事、それがまず大事なのだ。その上で、周りに同じような境遇の仲間達がいれば共に励まし合う事も大事だし、その中で、周りに仮に困っている人達がいれば一時手助けもするが、彼らの独立をアシストをする方向でもって応援する事が大事。そうして周りも自分も共に豊かになって行くのが理想。そうして幸福の輪が拡大して行く。それは国も同じで、それぞれの国が、愛国心でもって自らの国をより良き国にせんと精一杯努力し、その結果、それぞれの国が富んでいく、各国がそうした試みをする内に世界中のあちこちに真に独立した立派な国々が多数現れる事になる。そうした独立した国々が、それぞれの国の違いや個性を尊重し共存していく事、それが理想なのであって、国民国家、ネーションステートと言う考え方はまだまだ捨てたものではない。大切にしないと行けない考え方なのだ。"と言うような趣旨のことを30年も前に言われておられました。

それこそ、今のビルゲイツやシュワブ等DS達に聞かせてあげたい内容ですね。

なので、そんじょそこらのニワカ保守とは訳が違うのです。こちらこそ、本家本流です。なので、ちゃんと書籍に目を通して、しっかり勉強をしてからその上で批判すべき点があれば言えばいいのであって、それを単なる憶測と妄想とアンチの意見だけをベースに批判をするなんてホント論外なのです。

後、前から思っているけど、"これをやっているのは自分の所の政党だけです!"的な事をあの代表者が言う場合、殆どのケースで自分の推し政党も実施済だったりします。知らないで言っているなら勉強不足だし、知ってて言っているなら単なる嘘つきと言う事になりますね。その意味で、あの悪意のあるゲストと波長導通しているのかもしれません。

後、言われてしまう側、私の推す宗教指導者とその方の率いる団体の側にも、推し政党の側にも、そうした嘘を言われてしまうような隙があるのかもしれませんね。その嘘を聴いた人達が誤解をしてその嘘を疑わずに信じてしまうような、そうした隙や言動がまだあるのかもしれません。そこには、改善の余地あり、として、真摯にその付け入る隙と向き合って、隙を埋める作業をすべきですね。

まぁいずれにせよ、30年以上その指導者と団体を見て来てはいるけれど、そしてその間、色んな他の思想家や宗教家達の本も読んだり、聞いたり、観たりは色々しては来ているけど、まぁ相変わらず一番理想に近いご存在なのです。そこは変らないのです。なかなかああいう完成度の高い方は他にはいないのです。正直言ってね。ただ、身内に綻びがあったり、活動形態に若干の古さがあるかもしれません。

ただ、身内の綻びも、以前も、申した通り、神々の世界のあるある、なのです。

自分的には、伊弉諾と被って見えてしまいます。死んで霊体になったはずなのに自分の躰を肉体と思い込み、腐った体を持つ亡き妻が、その醜い体を夫の伊弉諾に観られた事を恨み、呪ったり、馬の死体を機織り場に投げ込んだり田畑に汚物を投げ入れる狼藉を働いては姉の天照を困らせる乱暴な息子スサノオに悩むも、諦めずに彼に様々な役職を与え、チャンスを作るも、都度都度仕事を放棄され、亡き母に逢いたいと泣きじゃくる息子に嫌気がさして、最後は高天下原から追放してしまう、と言う話がありますが、自分から見ると、あの話しと瓜二つだよな、まるでデジャブを見ているようだ、と思ってしまうのです。その方が伊弉諾の生まれ変わり、なんて話は一つもないですが、自分から見るとそう見えてしまうのです。まぁ神々と言っても色々ある様です。

でも、まぁそんなこんなが色々あるけれど、お天道様が、毎日東から登り西に沈むが如く、日々淡々と、コツコツと仕事を続けられ、勤勉を絵に描いたような生活をされているのです、その方は。要は、スゴイぞ!と言う事です。

なので、よく本も読まないで、あまり軽々しく批判をすべきではないよ、と言いたいのです。せっかくイイ仕事もしてるんですから、本も読まずに想像や噂でもってちゃんと調べてもいない相手を軽々しく批判すべきではないのです。余計な必要のない悪しきカルマを作らない方が良いですよ?と言いたいのです。

その座談会でも例え話として、筒井康隆氏の短編小説で、日蓮が現代にタイムスリップして、学会の集会に出たら、教えが自分の教えとはあまりに違うので、それを批判したら、日蓮が学会員達にボコボコにされて、集会場から追い出された、みたいな話をされていた人がいたけれど、それと同じです。もし歴史に残る偉大な宗教家が現代に生まれ変わっていて、信仰の対象をその人物と知らずに批判しているとしたら、そん時、アンタどうすんねん?って話です。その可能性も頭の片隅に置いてほしいのです。

2011年3月頃も、あの精神指導者と彼の率いる団体は、保守系の週刊誌二誌と、その他の週刊誌から嘘の誹謗中傷にあっていました。

自分はあの大きな地震はそれら週刊誌のせいだと勝手に思い込んでいます。3月11日、仕事の合間にコンビニに立ち寄って、それら誹謗中傷記事をハシゴで読み続け、怒りでワナワナと震えていたら、地面もなんかワナワナし始めて、とてもビックリしたので、よく覚えているのですが、今回は、あの二誌程全国区ではないにしろ、悪意があるので、そこそこ大きな反作用が来るのではないか?と、勝手に本気で心配をしています。

後、あの座談会、テロ団体の元幹部が出ていて、まるで外部者の様な客観的な意見をされていた事にもなんか物凄く違和感を感じましたね。彼がテロ計画を仮に全く知らなかったにせよ、同じ組織がなした大量殺戮に対する責任を少しは感じるべきで、今世の余生は弔いに費やすべき、と考えますがね。あの団体が起こした複数のテロの被害者のご遺族は、彼の出演を見て、どう思われたでしょうね。なんか偉そうに他の団体を批評する姿を見てどう思れたでしょう。自分ならご遺族の気持ちを考えて絶対に出演なんてさせませんがね。そうした配慮が欠ける主催者側の無神経さにも普通じゃない感覚、ある種の異常性を感じましたね。自分は少なくとも、そう感じました。

さて、言いたいことは言ったので、次はいつも通り、世間や大谷君の話でもしようかと思います。

では。

湖畔人

(2022.08.14改訂)

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