華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

著作権

2008年08月20日 22時07分07秒 | Weblog
以前にもちょっと書いたことがあるけど、オーストラリアは著作権に関してかなり厳しい たとえば論文を書くとき、当然誰かのアイデアをお借りして、自分の意見をサポートさせる…なんてことをよくするわけやけど、そうやってお借りした原稿に関しては著者名、著書名、発行年月日等、全てを明記しなくてはならない

それだけなら別に日本でもやってるやんって話やねんけど

オーストラリアはその明記の仕方に非常に細かいルールを設けている。
たとえば

・苗字だけ書いて名前はイニシャルだけ。
・名前の間にはコンマがくる。
・名前の後ろにはピリオドがくる。
・発行年数の後ろにはピリオド。
・本のタイトルはイタリック。
・出版社名とその会社のある場所の間はコロン。

これだけでも十分イラッとするルールやねんけど、これが毎年少しずつ変わるらしくて、先生ですらついていけてないぐらい。たとえば去年ならタイトルを明記するとき、大文字小文字は原文に忠実に…ってことやったらしいけど、今年は最初の文字以外は全部小文字…といった感じ
こういう細かい決めごとに加え、数名の著者がいる本、いろんな著者の寄稿文で成り立っている本、また新聞、ジャーナル、インターネットなどなど、引用先や状況に応じてそれぞれやり方がちょっとずつ違うので、引用文献のリストを作るだけでもかなり時間を取られる

これをやるのが、たいてい論文が書き上がって性も魂も尽き果てた時なので、本当にやるのがダルイ

今夜は金曜日朝に締切が来る論文に取り組んでいた。幸いにして原稿を書く方は順調にいったんだけど、最後の引用リスト作成時に思いっきりつまづいてしまった。なんとか終わらせたけど、今は軽くナチュラルハイなカンジ

こんなに細かく決めたところで誰が気にするっちゅーねん!!

ちなみにこのリストがちゃんとできてないと減点の対象になる。

でも…

引用文リストはやるとしても、オーストラリア人ですら嫌がってるねんからこんな細かいルールはやめたらいいのに
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