華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

2 Days to Go!

2010年08月26日 10時44分15秒 | Weblog
実習も残すところあと2日。明日はミーティングがあって、そのあと三々五々なのでしっかり働くのは実質今日が最終。これが終わると来年の2月まで実習がない。忘れるんやろうなぁ、たくさんのことを…(泣)。

4週目に入った今週でも相変わらずオタオタの連続。「自信や技術は時が解決してくれる」と監督官や教育係が言ってくれるけど、4週間経ってもオタオタしてるってどうよ!?と自分でも思ってしまう。時々教育係が“イラッ”としてるのわかるしね 幸い、だいたいが温かい目で見守ってくれてるけどさ。

そういえば昨夜担当した患者さんは大変だった。89歳のおじいさん。肥満(日本における肥満よりもう一声でかい肥満。そして背も高い)。大きな手術の後で両足がすごく腫れ、何が触れても痛いという。そんなおじいさんが「う○こがしたい」という。歩ける状態ではないのでベッドの上に簡易トイレ(おまるが平べったくなったようなもの)をお尻の下に入れようとしたら、足が痛くて無理と訴える。じゃぁせめておむつをはいてもらおうとしても同じ。また重たい上に自力で動こうとしないのでそりゃぁ重労働。どうしようも打つ手がなくて、仕方なく防水のシートをお尻の下になんとか潜り込ませ、後は野となれ山となれ。私が帰る時間になって「終わったー」との声。申し訳ない気持ちでいっぱいになりながら教育係にあとを託して私は病棟を離れた。防水シートを引き出すのも、う○この処理も大変やろうけど、じいさんのお尻を拭くのが一番大変やろうなぁ。だって「痛い」って訴えるだけで全然協力的じゃないんだもの。実際、看護師の間で「あの患者、マジしんどい」とささやかれるほどだし。でもおじいさんも気の毒。だって痛いんだもの、仕方がない。そしてう○こがしたいというのは人間として当たり前の出来事。看護師も人間なのでいつもいつも優しくできないけど、おじいさんの自尊心が少しでも傷ついてないことを願う。

極端な例だとはいえ、年をとるってこういうことなんやなぁと考えたりしていた。あぁ、健康って本当に大切。

さて。
実質最終日に向けて今日もいってくっかー。
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