華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

This is insane!

2012年09月25日 19時28分41秒 | Weblog
先ごろ告白したように、私たちは今、階下の人(50代後半の夫婦)ともめている。
私たちの家は2階建てで1階は彼らが、2階には私たちが住んでいる。私たちの住むこの2階は以前、大家さんの別荘だったそうで、一年を通じて数回しか使われていなかったらしい。しかし諸事情により貸し出すことにしたところ、たまたま私たちが見つけ移り住んだ。その一方で階下の人はここに4年以上住んでおり、今回初めて彼らの上階に人(私たち)が住むことになった。
これがバックグラウンド。

引っ越して2週間ほど経った日のこと。初めての上階の居住人が立てる音が気に入らなかったらしく階下の人が苦情を言ってきた。それにイラッとしたDが言い返したのが最初。お互いに不動産屋、警察に電話をし、険悪な状態になった。
これからがストレスの始まり。

家にいてもちっとも落ち着かない。洗濯干し場がある庭を共有しているので、洗濯を干す際も気を使う。この時点では相変わらずカッカしているDを横目に「なんで言い返すねん? 普通に“悪かったね。気をつけるね”で済む話違うのん?」とDを責める気持ちでいっぱいだった。

そんなある日、私たちの騒動を見かねて不動産屋が大家に連絡。お互いの家を訪ねて問題の収拾に努めてくれた。仲直りをすることを勧められ、もうストレス満載だった私は「そうしようよ!」と渋るDを説き伏せ、一週間以内に相手の郵便受けに手紙を入れることで話し合いがついた。私は勝手に先方も同じように考えていると思っていた。

が、この勝手な予想はアッサリと裏切られることに。まさに手紙を書いてそれに添えるためのチョコレートを買ったその日、先方は裁判所に「Dに暴力行為を行われ、日々おびえながら過ごしている。この男(D)を自分たちから遠ざけてくれ」と訴え出ていた。
その訴えを記した文書が警察によって届けられるまで私は自分たちが何か悪いことをしたのだろうか?とヤキモキしていたけど、そんな気持ちは一気に吹っ飛んだ。それと同時に「この人たちは難癖をつけたいだけ」と悟った。暴力行為を受けたとか言ってるくせに、彼らのやっていることは大音量で音楽をかけたり(しかもスピーカーは外、しかも私たちの階段の真下に設置)、庭に要らないものを持ち込んだり、パーティーを開いて招待客に「下に降りてこいよ」と叫ばせたり、ウチのインターネットをハッキングしようとしたり(コンピュータオタクのDにより阻止)と、嫌がらせの総合デパート状態。どこが“おびえて”過ごしてるねん!?

相手がしょうもないことを重ねるたびに「ウチが悪かったのかも」と自分を責めるストレスは減ったけど、もう彼らの存在を感じるだけでストレス。今のこの家を気に入っているから出て行きたくはなかったけど、こんなにストレスを感じながらここにしがみつく必要はないとDとも話し合って、不動産屋に「契約を破棄してでも引越しさせてくれ」と申し出たところ、先ごろの回答(双方契約更新なし)が戻ってきた次第。

住まいに関して一応の解決をみたけど、彼らが法の場所へ訴えた問題は今も継続中。私たちは話し合いによる和解を申し出たけどそれすらNO。今日、裁判所へ行き調停の日が決まった。ちなみにこれまでお互い文書で言い分を提出しているんだけど、本日先方がさらなる言い分を提出してきた。文書を読んだところ絶句。言いがかりとしかいいようなない内容。法を扱う場所でなぜこんなに堂々とウソがつけるのかと本当に信じられない思い出いっぱい。幸いこの訴えが事実と異なることを証明する確たる証拠を持っているので問題はない。先方が墓穴を掘っただけの話。

“盗人にも三分の理”ともいうし、私たちが100%正しいとは言わない。相手を不快にさせる要素は持っていただろう。だけどこの状況はやや狂気じみている。こんな話はドラマの中だけで、まさか自分がこんな事態に巻き込まれるとは思わんかったなぁ。

一連の騒動のおかげで使い始めた英語がある。
“Insane(インセイン)”。
“狂気じみた”“非常識な”“ばかげた”という意味がある。

This is insane!

いや、もう、本当にさ。

ちなみにInsaneは好意的に使うこともある。日本語にすると「すごい‼」かな。使い方は“ヤバイ”と似てるかも。

ところで。
話は全然変わるけど、今日病院から電話がかかってきて、なんと明日からダブルシフト(朝7時~夜10時勤務)を3日間こなすことになった。勢いで「YES」って言っちゃったけど、しんどいやろうなぁ。やれやれ。This is insane too.
コメント (2)