本日ロングアワーの午前シフト。
このところ何度も書いてきたけど、現在入院中の患者さんは重ための人が多い。私はその重たい人が集中するセクションの担当となった。幸いアシスタントさんが助けてくれたものの、ほぼ全作業に時間がかかるので、常に何かに追われている状態。あっという間に時間が経っていった。気がついたら午前中の休憩に行こうとしたらすでにお昼前。ランチに行こうとしたら申し渡しの直前、という感じだった。
ところで担当した患者さんのひとりに硬膜下出血のおばあさんがいる(たぶん慢性。同時にVRE持ち)。入院当初はアシスト付きで歩くことが出来たけれど、現在は寝たきりのフルケアになってしまった。多少あやふやなところはあるけれど、会話を交わすことはできる。
こういう状況でこそ「よっしゃ頑張ろう」と思う。
まずは身体をきれいに拭き、続いて口内を洗浄。それから洗髪を申し出たら、少し驚いた顔をして「ええ、ぜひ」。我が病院のことながら、正直いって、ここ数日あまり良いケアを受けていなかった様子。おばあさんの「髪の毛洗えるの?」という表情がそれを物語っていた。病院には寝たきりの患者さん用にシャンプーキャップがある。レンジで温めたキャップ(洗剤入り)で髪を包んでもみ洗いし、乾かすだけ。洗い流す必要なし。確かにひと手間かかるけれど、難しいことではない。
さらに。看護記録を読む限り、ちゃんとした排泄が4日間もない。食事の量が減っているとはいえ、4日間は放っておいていい数字ではない。排泄がない=食欲が落ちる=栄養の摂取が十分ではなくなる。年配の人は食欲がなくなったらあとはとても早いので、規則的な排泄のチェックは必須項目。
加えて、数日前からある感染症を調べるために排泄物のサンプルが要る状態だったのに、誰もそれを気にした様子がない。まだそんなに偉そうなことをいえる身分ではないけれど、ここは看護の基本のキの部分なのになぁ~と苦笑いするしかなかった。
なにはともあれこのまま放っておくわけにもいかず、排泄物の処理を覚悟して下剤を投与。結果から書くと私がいる間には効かなかったのだけど。薬が効くのを待っている間に家族が着たので「投薬の影響で排泄があるかもしれません」と説明。そしたら「(感染症のこともあって)気になっていたんです」と感謝された。ついでに、患者さんが髪の毛を洗ったことを家族に伝えたようで「喜んでます。ありがとうございます」とも言ってもらった。
こういう瞬間に「あぁ、頑張ってよかった」と思う。看護の仕事は決して楽ではない。人々が3Kと言って敬遠する理由もよくわかる気がする。だけど同時に人様から感謝を受ける仕事でもある。ほんの一言でその日一日を乗り切れてしまうこともある。…看護師ってマゾでないと務まらない職業かもなぁ。
終日同じ患者さんを担当していた=コンスタントにすることがあったので、時間は飛ぶように過ぎていった。落ち着いたのはシフトが終わる1時間前ぐらいだった。ヘヴィーだったけれど、ロングアワーだと実感するヒマがなく、ちょうどいいぐらいの忙しさだったかな。
帰宅したらシェフDが夕食を作ってくれていた。今夜は焼き鮭とポテトフライ。ホームメイドフィッシュ&チップス。おいしかった。そういえば昨日の派手なけんかからはすでに仲直り。けんかしても私たちはあまり長引かない。
私は明日午後シフト。だけどDは出勤なのでまた早起き。やでやで。日曜日の夜、テレビも面白くないし、とっとと寝よっと。
このところ何度も書いてきたけど、現在入院中の患者さんは重ための人が多い。私はその重たい人が集中するセクションの担当となった。幸いアシスタントさんが助けてくれたものの、ほぼ全作業に時間がかかるので、常に何かに追われている状態。あっという間に時間が経っていった。気がついたら午前中の休憩に行こうとしたらすでにお昼前。ランチに行こうとしたら申し渡しの直前、という感じだった。
ところで担当した患者さんのひとりに硬膜下出血のおばあさんがいる(たぶん慢性。同時にVRE持ち)。入院当初はアシスト付きで歩くことが出来たけれど、現在は寝たきりのフルケアになってしまった。多少あやふやなところはあるけれど、会話を交わすことはできる。
こういう状況でこそ「よっしゃ頑張ろう」と思う。
まずは身体をきれいに拭き、続いて口内を洗浄。それから洗髪を申し出たら、少し驚いた顔をして「ええ、ぜひ」。我が病院のことながら、正直いって、ここ数日あまり良いケアを受けていなかった様子。おばあさんの「髪の毛洗えるの?」という表情がそれを物語っていた。病院には寝たきりの患者さん用にシャンプーキャップがある。レンジで温めたキャップ(洗剤入り)で髪を包んでもみ洗いし、乾かすだけ。洗い流す必要なし。確かにひと手間かかるけれど、難しいことではない。
さらに。看護記録を読む限り、ちゃんとした排泄が4日間もない。食事の量が減っているとはいえ、4日間は放っておいていい数字ではない。排泄がない=食欲が落ちる=栄養の摂取が十分ではなくなる。年配の人は食欲がなくなったらあとはとても早いので、規則的な排泄のチェックは必須項目。
加えて、数日前からある感染症を調べるために排泄物のサンプルが要る状態だったのに、誰もそれを気にした様子がない。まだそんなに偉そうなことをいえる身分ではないけれど、ここは看護の基本のキの部分なのになぁ~と苦笑いするしかなかった。
なにはともあれこのまま放っておくわけにもいかず、排泄物の処理を覚悟して下剤を投与。結果から書くと私がいる間には効かなかったのだけど。薬が効くのを待っている間に家族が着たので「投薬の影響で排泄があるかもしれません」と説明。そしたら「(感染症のこともあって)気になっていたんです」と感謝された。ついでに、患者さんが髪の毛を洗ったことを家族に伝えたようで「喜んでます。ありがとうございます」とも言ってもらった。
こういう瞬間に「あぁ、頑張ってよかった」と思う。看護の仕事は決して楽ではない。人々が3Kと言って敬遠する理由もよくわかる気がする。だけど同時に人様から感謝を受ける仕事でもある。ほんの一言でその日一日を乗り切れてしまうこともある。…看護師ってマゾでないと務まらない職業かもなぁ。
終日同じ患者さんを担当していた=コンスタントにすることがあったので、時間は飛ぶように過ぎていった。落ち着いたのはシフトが終わる1時間前ぐらいだった。ヘヴィーだったけれど、ロングアワーだと実感するヒマがなく、ちょうどいいぐらいの忙しさだったかな。
帰宅したらシェフDが夕食を作ってくれていた。今夜は焼き鮭とポテトフライ。ホームメイドフィッシュ&チップス。おいしかった。そういえば昨日の派手なけんかからはすでに仲直り。けんかしても私たちはあまり長引かない。
私は明日午後シフト。だけどDは出勤なのでまた早起き。やでやで。日曜日の夜、テレビも面白くないし、とっとと寝よっと。