華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

今日も重いぜ

2015年05月03日 19時16分30秒 | Weblog
本日午後シフト。身体が泥の中にあるかのように重い目覚め。早起きは嫌いよ~。先の3日間もきつかったしさ。
今日もしんどいんやろうなぁ~と身体を引きずるようにして出勤。

担当者数は5名。週末の午前シフト。数字だけ見たら決して悪くない。だけど。要介助4名、混乱1名を含む。

重いよぉ~(涙)。

今はどこを担当すれども重たい我が病棟。文句を言わずに働くとする。

昨日も担当していた患者さんたち。幸い要領を覚えていたので投薬は昨日よりは早く終わった。昨日シャワーを浴びてない人が4名いたので、次から次へとシャワー室へ。全員要介助。歩かせるにしても、介護イスに座らせるにも一苦労。どうしても2日連続でシャワーを浴びさせないのはいやだったので頑張った。
たくさんの家族が訪れる中、合い間を縫ってシーツを換え、ヴァイタルサインもチェック。昨日できなかった傷口の手当もやったし、明日の退院準備もやった。

自分の患者さんだけでも十分重たかったけど、他のセクションの手伝いもあった。それは骨折により、足にまったく体重をかけてはいけないおばあさん。専用のカバー(スリング)で患者さんを包み込み、機械で持ち上げるスリングホイストという設備を使用。最低でも2人のスタッフがいる。しかもこのおばあさんはアルコール依存症による被害妄想が激しく、私たち看護師がベッドから下へ落とすと信じており、スリングを装着するときに抵抗するわ、泣くわ、叫ぶわでひと苦労。何度も「大丈夫や」と言っていても、少々認知機能も低下しているため、こちらの言うことをまったく理解できないようんで激しく抵抗するのみ。終えたときはどっと疲れ。

だけど、お昼を過ぎたあたりから疲れを通り越して若干ナチュラルハイになってきたようで、座り込むことなく、次から次へと溜まっている作業を片付けた。シフトが終わったときはいい汗かいてたなぁ。

そんな仕事中の態度とは裏腹に、家にたどり着くと途端に機能しなくなる私。Dは休みなので家事をやってくれていることを期待していたけど、なんか微妙な散らかり具合。そして「手がとっても痛いんだ」と嘆く。マウスの使いすぎなのかなんなのか、右手が痛いらしい。筋肉痛に効くクリームを塗り、痛み止めを飲ませた。
私にしてみりゃ「何かをしたときに痛むだけなんやから、使わんようにして家事をやってくれたらええのに」という感じなんやけど、たまにしか病気・ケガをしないDはすでにドラマのヒーロー。「リューマチかも!?」などと悲劇的に叫んでいる。なんでやねん。「お腹空いたー」と言ったら「今日は君がご飯を作らないと。だって僕は手が痛いんだ。わかるかい??」と鼻息を荒くする。なので「私は一日働いてきて疲れてるんやけど。わかるかい?」と言い返したら黙っていた。お互いがお互いに夕食の準備をやってほしいと無言で戦っている間に夕方を向かえ、テイクアウトを一緒に買いに行くということで落ち着いた。

夕食を5時ごろに食べ、それから2人して静かにソファの住民となっている。先ほどDがやっと洗濯物をたたんだので、私は寝る前に彼のシャツにアイロンをかけようかというところ。

明日でやっと連勤最終日。明日も午前シフト。おそらく同じ患者さんを担当。スタッフ数が足りているなら休みをもらうつもりだったけど、やっぱり働くことにした。今日たくさんシャワーをしたから少しは楽であることを願っている。大きなドラマはありませんように。
よし、やることやって、さっさと寝よう。
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どこへ行けども重たい

2015年05月02日 20時06分43秒 | Weblog
今日も午前シフト。
昨夜は怒りのあまり、寝るまで思い出してはイライラしていた。今朝起きてもまだ続いていたほど。アドレナリンがドクドク。
出勤したら、夜勤スタッフもグッタリ。そりゃ外科手術6件入って、投薬できる看護師が2名しかおらんってしんどかったやろうなぁ。
昨日私から患者を引き継ぎ、ロングアワーをこなした夜勤スタッフの先輩によると、私の帰宅後、病院代表が病棟へ来て「Yoshiったらパニック起こしてたのよ」「他のスタッフは何も言わなかったのに」などと言ったそう。イラッ。でも先輩が「ちがう。Yoshiはちゃんとやっていた。他のスタッフが遠慮して何も言わなかっただけ」と言い返してくれた。そしたら「あら、そう…」と言って黙ったらしい。ビバ☆先輩。でも、怒りと忙しさで確かにパニックにはなっていたかもな。

さて今日。
本来なら昨日と同じ外科の患者さんを担当するところなんだけど、妊婦の同僚に担当してもらうには内科の患者さんが重すぎるということで「変わるよー」と申し出て患者さん変更(うちの病棟は外科・内科両方入院している。専門は関係なし)。
昨日忙しかったのは外科だけではなかった。内科も同様。先輩と8名担当。うち認知症・混乱3名、フルケア1名、骨折により片足を使えない人2名(うち1名は混乱&歩けない)などなど。自分で自分のことをできる人は2名だけという状態。

オオゥ、ヘヴィ~。

しかもなぜか「今じゃないとヤダ!」みたいな駄々っ子揃いときたもんだ(お年寄りはとにかく待てない人が多い)。
もう詳細は省くけど、まぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~忙しかった。2人で8名って数字だけ見ると決して悪くないんだけど、とにかくひとつひとつに時間がかかる。先輩と2人でどんどん作業をしていったけど、午前中の休憩には2人とも行けなかった。ベッドは私は基本的にすべてのシーツを毎日換えたい方なんだけど、さすがに時間がなくてきれいに整えるだけ(シーツの状態がよければそれでもヨシとされている)。ヴァイタルサインは手の空いたほかのセクションの同僚が助けに来てくれた。私がやったのは主にシャワーもしくは清拭(ペアの先輩はかなりの年配で、シャワーはスッと避けて通る・苦笑)。
基本の作業がすべて終わったのは患者さんにお昼ご飯が届くころ。あぁ、しんどかった。

かといって午後からも楽だったわけではない。相変わらず患者さんはトイレに行くし、フルケアや骨折の患者さんは基本ベッドで寝ているので床ずれのケアなんかもある。
私が昨日担当した外科側は午前中に4名の退院があったとかで、あちらもドタバタしていた。今はどのセクションで働いてもしんどいわぁ。

シフトを終えて帰宅しても、なーんにもする気になれずダラリ。そして2時間ほど寝てしまっていた。今日休みのDはDで「寝だめしてたー」とのこと。お互いにあまり空腹を覚えておらず、私の夜ご飯はデニッシュを2切れ。そして今に至る。

午前シフトがあと2日もあるのか…と思うとゾッとするなぁ。明日も内科担当だとわかっている。今日は清拭の人が多かったから、明日はシャワーが大変やろうな…やれやれ。
起きていても何もする気がないので、もう寝る。
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怒りに任せて文章を書く

2015年05月01日 22時39分45秒 | Weblog
本日ロングアワーの午前シフト。

結果から書くと。

チョー忙しかった。

午前中は学生さんが付いてくれて、4名だけ担当。なので出だしはまずまず。なんだけど1.尿路感染か脱水症のため混乱気味のおばあさん、2.娘がいないと何もできないおばあさん&ストレスまみれの娘さんが大変だった。

1のおばあさんは元看護師。しかもその年齢にしては高度の教育を受けて、上の方まで上り詰めた人だったらしい。ちなみに旦那さんは元医者。息子も医者。そういう環境もあるのか、なかかなかの“ヘレネス思考”の持ち主。混乱のためいくら考えてもわからないのに、自分が納得するまで薬を飲まないなど、ぶっちゃけ面倒くさい感じ。しかもかなりのおしゃべり好き&すぐに脱線のため、部屋に入るとなかなか出てこられなかった。

2は母娘でお互いを心配しすぎてケンカをしている感じ。とにかく2人ともストレスを感じるのが生きがい!とも思える態度で、そのはけ口を看護師に向けているような状態。しかも娘さんは「お母さんが居てっていうから」といって2日間も泊り込んでいる。うちは24時間お世話するんやけどね。
担当2日めの私は娘さん懐柔策を取ることにした。「あなた、見た目ひどいわよ」「お母さんのお世話が大変なのもわかるけど、今日は家に帰って少し寝たほうがいい」「おかあさんのお世話は私たちにまかせて」という言葉を並べ、とりあえず娘さんを帰宅させた。少しは詭弁も入っているけど、実際ストレスをぶつけ合うよりはいいと思ってのこと。事実、おばあさんはひとりで何の問題もなく一日を過ごしていた。

学生さんが付くことによるメリット・デメリットを織り交ぜながら、午前中はなんとかかんとか。

そうこうしているうちに人工膝関節の患者さんが病棟へやってきた。いわゆる大型整形。そのときに学生さんの実習終了時間。さらにペアで働いてた看護師が娘さんの体調不良とかで早退。8名の患者さんが私の手の中に。さらにこの後4件の術後患者さんがやってくることになっている。
えーと。無理。
幸いなことに午後のスタッフがやってきて、同期の同僚と一緒に6件の外科患者さんと4名の内科の患者さんを担当。6件の外科のうち5件の手術が今日。
何度も書いたことがあるけど、手術を終えた患者さんが病棟にやってくるとそりゃあ忙しい。そのときに備えて2人でウォーッとやれることをやり始めた。
そしてこの日2人目が病棟へ。同僚が担当したので、私は残りの患者さんの投薬やらケアやら。そうすると3人目がもうすぐ来るという。まだバタバタしていたので、電話をくれたリカバリー室のスタッフに「ちょっと待ってほしい」と頼んで15分間の猶予をもらってから対応。そうすると3件目の申し渡しが終わるか否かの状態のときに「4人目連れてっていい?」。全然落ち着けてなかったので、また15分ほど待ってもらうことにした。
すると。
15分もしないうちに4人目が病棟へ。私が相当ビックリした顔をしていると「病院代表が連れて行けって言ったから…」とバツの悪そうな顔のリカバリースタッフ。

速攻病院代表に電話した。
「こんなに次々患者を送られても、こちらでは対応しきれません」
「こちらに来て仕事を手伝っていただけますか?」
と言った。
そしたら向こうは、一体何人の患者を担当しているのか?と聞く。それぞれ6名ですと応えたら「午後シフトの6名って普通の数じゃない?」などとほざく。ここでキレた。
「そんな数字はどうだっていいんです!! 2人の看護師の間にこれだけの手術を受けた患者さんを次々送られても面倒を見切れてないことが事実なんです!!」。

青島再び。

この時間外婦長は最近このポジションに就いた、手術室出身の看護師。ちょっとトンチンカンな人で、若手の私からみても特に病棟の現場がわかっていない。“なんとかするやろう”と思ってるんだかなんなんだか知らんけど、あまりに無責任過ぎて怒りに震えた。
リカバリースタッフも私たちが走り回っている現状を伝えてくれたようで、5人目の患者さんは婦長自ら対応していた。当たり前じゃ。もっと手伝えぃ。

こんな感じだったので、時間は飛ぶように過ぎていった。自分でもよくアレだけ集中力がもったなと思うぐらい、すごい勢いで作業をこなしていった。ロングアワーの夜勤スタッフがやってきたので申し渡し。そして家に帰ろうとしたら、我が病棟に婦長が用事で電話をかけてきたので、そのついでにこの午後のことと洗いざらいぶちまけた(上記のほかに、予定外の外科患者さんと内科の患者さんの新規入院など、他にも小さなドラマがあって本当に大変だった)。

今、こうやってブログを書いていてもイライラしてくる今日のシフト。現場を知らんクソ上司め! あぁ、腹立つ。でも明日はまた午前シフト。引きずらないように、寝てスッキリさせねば。ぐぉー。

ところで。
昨夜Dはシチューでもなく、テイクアウトのポテトフライでもなく、買い置きのラム肉を焼いて食べていた。実際Dに「ラムがあるかんね」と言ってあったけど調理するのを面倒くさがって食べなさそうと思っていた。ところがラム肉。4切れも(1切れで1人分ぐらい)。帰ったら「全部食べちゃったー」。サラダも何もつけなかったらしい。驚いた。よう胸焼けせんかったね…。
というわけで妻の予想ははずれ。まだまだやわ。
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