餃子の街・宇都宮  ある菓子店のひとり言・・・

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     「裸の19才」

2011年09月03日 22時49分47秒 | 新聞から~
その頃、日活ロマンポルノ全盛だったと思いますが、
映画の題名からそんなイメージを持って銀幕を見ていた。

予想とは全く違って(恥)、昭和43年10月~11月にかけて、東京、京都、函館、名古屋で
拳銃で4人を射殺した「連続射殺魔・永山則夫」元死刑囚をモデルにした作品だった。

旧清水市に行って数年後に見た映画だったから、封切館ではなくて「名画座」だったかも・・・。

スクロールしていきますと、新聞記事が現れますが、
映画監督「新藤兼人」さんが語る【私の十本】と題しましての、6本目になります。

ちなみに、第1作に紹介されましたのは、「裸の島」。
配役は、「100万ドルのえくぼ」と言われた奥様の乙羽信子さんと殿山泰司さんの二人きり。
セリフは一言も無く、離れ小島の畑に毎日x2天秤棒で水を運ぶという作業を
繰り返しx2映されていたという映画で、のちにモスクワ国際映画祭でグランプリを獲得した。

映画を撮影するに当たり、資金が全く無く、宿泊していた所を夜逃げしたという。
その後、グランプリの賞金でその借金を無事支払ったそうです。

その新藤監督が、永山元死刑囚のお母さんに逢いに行きました。
行商について回り、住まいにも足を運んだ。
本当に貧しい。こんな生活があるかという位だった。
これでは、満足な教育は出来ないし、満足に生きられないと思ったそうです。

更に東京では、青森弁が通じずショックを受け、他人と交流が出来ずに
孤独感を深める。
そんな環境に置かれての、犯行だったようです。

映画では、主人公の永山則夫元死刑囚に、原田大二郎さん(新人だったようです)
母親役に、乙羽信子さん。

今もって覚えていますのは、その頃かなりインパクトがあったのでしょう・・・。







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