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宇都宮の「一本の松」

2012年11月12日 22時38分38秒 | 地域、宇都宮
最近の一本松と云えば、岩手県陸前高田であの大津波に遭っても、
たった一本だけ残って「奇跡の一本松」と呼ばれた松を思い起こさせる。
(その後、枯死が判明、伐採されることに・・)

宇都宮にも、一本松があったがこれもまた伐採される事になった。

下野新聞の「雷鳴抄」(朝日で言えば「天声人語」に当たる)に
この一本松が紹介されていた。(写真は無し)
私は赤信号で止まっているが、青信号の道路沿いには江戸時代に
松並木があったそうだ。

道路事情により次々と伐採されこの松だけが残っていた。
根元の空洞化により移植が出来なかったらしい。


家康の死後、側近中の側近だった本多正純宇都宮城主は、
「根来衆」を全員処刑したり、他の嫌疑もかけられて、出羽の国に送られた。
有名な「宇都宮釣り天井事件」は、後日の伝説だったらしい。

下の絵は、「望郷譜三八景」・江尻九穂作/(株)教育出版社発行(限定1000部)から
首きりやぶ」と云う絵。

江尻九穂:1891年(明治24年)~1934年(昭和9年) ※1954年(昭和29年)没の説も※
晩年は、静岡市で富士山を描くために転居

その昔、竹林は文字通り広く竹林が広がっていたらしい。
その竹林の中に入って、罪人を処刑したとまことしやかに囁かれる。
下ノ絵 中央やや右手にお地蔵さんが見えるが、
現在も残っているとの事でした。
残っている場所は、この一本松の近くだそうです。
数々の事件、事故を観てきた一本の松もいよいよ切られる事になった。
(クリックでやや大きめに拡大)








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