チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

やっぱり女優

2010年05月03日 09時39分46秒 | 日記
「高峰秀子の流儀」斉藤明美著
まれな人種らしいが
チャコちゃん先生は
高峰秀子の出演映画を一本も見ていない
あの有名な石原裕次郎の映画も1ポン

あの頃は
フランス映画に傾倒していて
其ればかり

高嶺秀子さんは結城紬を愛していて
その随筆は読んだことがある
何事にも「きっぱり」と割りきり
自分自身を客観視する知性豊かなお人だと思った

今回の本は
婦人画報に連載されていたものらしい
ひそやかな暮らしを
ジャーナリストの斉藤さんが
甘ったれて書いている

女が女を書くとこういう調子になるのだなあ

斉藤さんは54歳
84歳の高峰さんは
わが子に自分を見せるという感じか

65歳以上のちゃんとした奥様は
斉藤さんが高峰さんに対して驚くような日常を
淡々と送っている
チャコちゃん先生の周りにも
京子さん、康子さん、房子さん照子さんなどなど

高峰秀子はヤハリ女優
自分を通して女の生き方を、老いる生き方を
若いジャーナストの目にうつる其れを楽しんでいるようだ
たいした人

読み終えて
いい結婚が人生の宝と感じた
それはどんな人にもチャンスはある

それと
五〇代の女はは日本を知らないですごしたのだなあ
という感じもある

そういえば
唯一見ていた日本映画小津映画に登場の
あの大女優原節子さんは全く自分を晒さない
そういう女優さんも居る
其れも自己主張

女は皆女優

コメント
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