チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

新幹線の車窓

2013年05月13日 09時10分56秒 | 日記
この時期日本は美しいとつくづく思う
新幹線新横浜を超えるともう冨士山の姿を垣間見る
だんだん緑が多くなって小田原に入り
丹沢の緑を望む
そして熱海遠くにゆらゆらとした青い海
丹那トンネルを越えると「ああ冨士山」
たいていの人は「ああーー」と声を立てる

文化遺産に指定されるという冨士山
世界で一番形が良く美しい冨士山
車内の雑誌も富士山特集だ
それを読むのも惜しく目は外に行く
今この瞬間の緑をみたいと心が欲求するのだ

富士山が一番美しい場所がある富士川から望む場所
ここを通り過ぎると静岡の茶畑になる
茶畑の山を通り過ぎると田んぼだ

水を引いたらしく一面が銀色に光っている
遠くの山がその田んぼに影を落とす
中には田んぼをつぶし埋め立てを急いでいる場所もあり
これも現実だなと思ったりしてーー

浜名湖の青い色に浸る間もなく
浜松から名古屋まではビルと家
正直なものでそういう場所に入ると眠くなる

名古屋を抜けると目はらんらん
木曽川の川の流れも美しいしその両脇の緑が美しい
そうするともう米原の米どころ
見渡す限り銀色に輝やく田んぼの水面

時々つばめがすいすいと水を撫でるように飛びさる
そういえば特急つばめというのもあったな
最近はつばめよりはやいひかりにこされている
いや光りより「のぞみ」のほうが早く叶う時代になったのだろう

なんて思っているうちにはや京都




コメント
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