チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

我が秋櫻(こすもす)

2016年01月03日 10時21分52秒 | 日記
年が明けても気丈に咲いている我が秋櫻
スカイガーデンに咲いている秋櫻
しかも真っ白

これはなにを意味するのか
静かに花に問いかける
真っ白な心で仕事に誠心誠意で取り組むことを教えてくれている

八枚の花弁にも意味があり
八方に気を配り8つの方位を清める

更に蚕との縁
蚕は8の字を描きながら糸を吐き繭を作る
8は無限大を意味するメビウスの形だ

ギリシャ語でkosumosこれは「美の伝達者」「宇宙」
英語はcosmos「うちゅう」である

チャコちゃん先生の会社名は「秋櫻舎」
この名前をつけたくださったのは今は亡き本多光夫(諸井薫)
家庭画報の初代編集長でその後プレジデント社の社長
更にオレンジページやら何やらと売れる雑誌を作る天才

編集を教えていただいたこの道の「師匠」が名付け親
美しい会社名だと嬉しかった
そして45年の月日がたつ

この白い秋櫻に師匠が託した私への叱咤激励
それは一緒に大島紬の取材にご一緒した時の原点に戻りなさい
ということだと思う

作る人、販売する人 着る人の橋渡しに何ができるかを考えながら記事を書くように

白いこすもすが顔をしっかり向けて語ってくれた
今年の行く道を教えてくれているかのようだ
コメント
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