チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

ロンドンシテイ―

2022年03月24日 09時22分53秒 | 日記
最近ユダヤ人とかロスチャイルドなどの言葉が頻繁に出ていて思い出したことが在る
多くの方がイギリスに行けばグリニッチビレジを訪れると思う
そこロンドンシテイ―に初めて行ったときは、ここから暦が全世界に広がり、アングロサクソン文明が隆盛を極めた大英国の心臓部分ね、と思い無邪気に感動

その時は色の勉強のために訪れたのだが、さすが大英帝国なんてはしゃいでいた
帰ってロンドンシテイ―のことを調べていたら、このロンドンシテイ―とバチカン、アメリカのDCはそれぞれの国の物ではなく、ロスチャイルドを中心にした国際金融資本の持ち物であるという本があって仰天した

その話を半信半疑で受け止め再度ダイヤモンドの取材のためロンドンに渡った
連れていかれたのはユダヤ人しか入れないという、ダイヤモンドの取引場であった。黒い衣装を身にまとい、黒い帽子を頭に付けた男たちが、のんびりチェスやカードに興じていた

着物姿のチャ子ちゃん先生を見て粗末なカップに紅茶を注いで持ってきてくれたり、クッキーを渡してくれたりするが、話しかけてはいけないと聞いていたので、ニコニコ笑って受け取り飲んだりした後、ダイヤモンドの研磨の場所に案内された。ここでは写真は許され技術者とも写真を撮り、細かい説明もしっかりと聞かせてもらった

前の部屋では何をしているのかただ集まって遊んでいるように見えたが、実はその場所こそ全世界のダイヤモンド相場を決める所だった。うろうろしながら何億、何十億の取引が行われていたのだ

その建物を出たとき思いきり深呼吸をした。
その後ある方の屋敷に連れていかれた、其処ではデザインされたダイヤモンドの数々が拝見できるという

連れていかれた屋敷の豪華さ、定番のようにイングリッシュローズが庭に咲き誇っていた。シルクの絨毯が張り巡らせてあり、思わず草履を脱ぎたくなるような整い方、執事の案内で応接間に入り、体のすべてが沈み込むような椅子に掛けていると主が現れ、ワイン色の宝石箱の中からいろんな珍しいダイヤモンドを見せていただいた

「ヒサコさんの英語は下品なので日本語で質問するように」(笑)
と言われていたので日本語で質問すると、なんと日本語で答えてくださる

不思議な取材だった
大富豪であることははっきりしているが名前も住所も教えてもらえなかった。つぎの日も異体験が続くロンドンシテイ―の取材
その日々を思い出したのである

コメント
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