日本だけがなぜか奈落の底に落ちていく感じ
しかしとことん底に行くと一気に飛び上がることもできる
そういうこと
着物を通してみてきた日本は、歴史学者が発表していることと随分違っていた
それを大声で糺す気もなく、粛々と日本史の真実だけを見てきた。それは蚕や麻が教えてくれた
チャ子ちゃん先生は蚕や麻の教えの方に真実を見てきた
そして今
それがその通りだという確信を持てている
蚕も麻も「神」と仲良し、人間の「我」にあってもそれを受け容れ、自分を壊さない
遠い昔の人たちはその姿を見て、「命をいただく」尊さを知った。それゆえ着物の仕立てでは布を一ミリも捨てない
こういう衣類がほかにある?布をただ巻いていた古代のギリシャのやローマの人たちも、素材の命を大事と思っていたのだ
旧約聖書に出てくる「身を清らかに麻の布を巻く」という表現もあるが、布に対する信仰は古代の人たちも深い
さてそういう布のおかげで、真実を見る目を養ってもらった
大きな大きな嘘が今暴かれている、一度に暴かれるのではなく小出しに暴かれている
その間に西欧を中心とした金融社会が崩壊し、新たにそれぞれの個性を生かした国々の連携も始まった
自分の国の特徴をいかに生かそうかと考え実行している国々が増えてきている
その中で「文化」を持った日本はきっと世界の中心になっていく
村山 節先生の文明の800年周期(1600年とも)はやはり現実にあるのだと思う
今起きていることはすべてよりよきことへの道程、毎日の生活を丁寧に過ごしてこそ、悠々としていられる
それには日本に誇りを持ち、本当の日本の姿を知ることだと思う
海外で生活したことのある人は、何でもない日本人の習慣がどれだけ素晴らしいかを体験している
先日留学地から戻ってきた友人の孫が
「チャ子ちゃん先生、私が食事の前に手を合わせていただきます。といった最初からみんなが尊敬してくれたの、きれいに部屋を掃除しているとか、きちんと布や紙を畳むとか、そんな些細なことですごいといわれた」
「ママに感謝ね」
「そうおばあちゃまにだわ」
根底にある日本人の思い、それは神羅万象に感謝
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