着物を着ていると体が整う
実感として思う
この度の腹痛も着物を着ている時は腹痛が起きない
つまり内臓を帯で温めていることがっよくわかる
体は温めることが一番
冬
「着物は寒いでしょう?」
夏
「着物は暑いでしょう?」
そういう気遣いをいただく
しかしきものはすべて逆
冬は暖かい
夏は涼しい
その秘密は着物の素材と形にある
冬は蚕の吐いた繭の糸をたっぷり使う。空気を保存し温める役目をしてくれる
夏はその糸を風通しの良い織方にして風を通す
形は八枚のパーツを繋いで着物の形にしているので、空気孔が八つ出来る、その空気孔が体を守る重要な構図
だからその空気孔をふさいでしまうような補正は最ももったいないこと
大体補正を重要視する人達は、着終わった姿にしわが出来ないことを望む、しかし絹はドレープの美しさが身上、絹は取り扱いがむつかしい、汚れたら自分で手入れできないと決めつけてしまっている
汚れないようにとガード加工する人も多い
チャ子ちゃん先生は汚れないように自分自身の立ち居振る舞いに気を付ける。それでも汚す。その時はすぐ水で落とすか、洗いはり屋さんに出す
お金がかかる。だから丁寧に扱う。その丁寧さが美しい立ち居振る舞いになってくる。毎日を丁寧に暮らしている人は落ち着いていて美しい。その方の傍にいるだけでゆったりとした気分になる
そういう方はそこに存在しているだけで、世の中に静寂を与え、人を落ち着かせている、素晴らしい社会貢献
何かをしなければとわさわさ動き回るのではなく、着物を着て町を歩いているだけで、人に心に豊かさを与えられるということ、それを着物を着る方は自覚すれば、着物の着方ももっと違うものになるかもしれない
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