チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

着物が繋ぐもの 381

2020年10月06日 09時55分36秒 | 日記

昨夜BS放送で「日々是好日」の映画を観た。しっかりとしっとりと二十四節気を紹介しながら、少女の心の成長を時間とともに追っていた

樹木希林の茶道教師の姿がひょうひょうとしてそれでいて存在感があり、更に暖かく品があって、彼女を初めて「いい

なあ」と思った。選択された着物もその場にピッタリで落ち着いた着物姿に見とれた

姉が茶室に座っていた姿を彷彿した

 

茶道は着物を着てからこそ美しい立ち居振る舞いが出来る、

お茶の心得のある方々の物を持つ仕草や、お辞儀の形、相手の話を聞く姿勢を美しいと常に思う

また日本舞踊の心得のある方は立ち姿や、ちょっととどまったり、モノを持って歩く姿が美しい

仕舞いをする人は凛とした着物姿が周りの空気を一変する

 

心得は伝統ある文化を学ぶことによって培えるものでもある

男は武道から男の尊厳を身に着ける。武道の心得のある男たちは、帯を締めたとき腰が据わる。腰が据わると一本筋が通り、話しをしてる自分に自信を持つようだ

 

日本人だけが持つ遺伝子というのがある。学術的にはYAP(詳しくはお調べあれ)この遺伝子は人類学から見てももっとも優秀で、頭もよく、魂も美しく、和を尊重、理解力も深く、健康で明るい。つまり人間のあるべき姿の見本のような人種が日本人。

 

しかし人として優秀であるはずの日本人が、ころりとお金で転び現在のように、世界で一番農薬使用率の高い農薬国、世界で一番たくさん薬を飲む民族、世界で一番がん患者が多い国、世界で一番化学繊維を身に付けている民族、世界で一番物を捨てている国

 

着物がチャ子ちゃん先生を導いているのだが、着物さんのお導きによると黒船がやってきてから日本人が少しずつ変わってしまった

 

「日々是好日」という映画では本来の日本人生活の美しさ、優しさ、自然との共存共栄の考え方、自然に対しての畏敬の心、頭で考えず自分の五感を大切にする心根、人とのかかわり方、親子の縁すべてが水の流れのように、また風のように通り過ぎていく人生の中で、捨てていいもの、しっかり身に付けるものの選別が出来ていく日本人が描かれていた

 

今まさに私中谷比佐子は、着物から導かれた日本の文化を、きちんとつなぎたいという心が強くなっているので、昔の自分自身の理解より深いものを感じたもよう

だからこそ「和文化継承家養成講座」は今最も必要だと思った(手前みそだね)

 

https://www.coloriam.co.jp/salon/kosmos

 


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