冷たい雨
雨は嫌いではない
ぼーと雨脚を見ているだけで心が収まる
今日は静かな雨
こういう雨には蛇の目が似合う
蛇の目に打つ雨脚の音もいい、時々その音を聞きたくて公園の中を歩き回る時がある
音に合わせてただ歩く
公園は舗装があまりされていないので、雨下駄との相性もいい
そんな遊びをしていたら
お約束のところに行くのの遅くれ、その時間が終わって恩師に花を手向ける予定だったのに時間を外してしまった
どこかで足が重かったのだ、何か体中に重しがかかる感じがしていくことに躊躇していた
いやなのだ、この世から消えたことが納得できないでいる
ご家族の悲しみを思えばそんなこと言ってられないというのは承知
でも体が動かない
静かな雨の降り注ぐ
世を去りし師の
我に残る面影しのびつつ
雨脚の音しみいる夕
さあさあ
今夜は「チャコちゅうぶ」だぜ
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