比佐子つれづれの会を毎月第四週の土曜日と決めて行っているが、かれこれ40年以上になる
始めはチャ子ちゃん先生もまだきもののことがわかっていなかったので
現場取材で仕入れたニュースをお話しする
また撮影などで知った着付けの極意を伝えるということだった
市ヶ谷のお堀の見える事務所で5人くらいから始めた会だった
当時は「きものKOSMOS」という季刊誌も出していたので、瞬く間に会員も増えた
その会員を中心に染織の現場にミニ旅行をしたり、歌舞伎や文楽または現代演劇などをみんなで鑑賞をしたり
きもののことを学びながらひたすら遊んだ。という感じ
チャ子ちゃん先生自身が行ってみたい、会いたい、やってみたいということに皆さんを付き合わせていた。という感じか
大赤字を出した船旅もその一環
でもそのおかげで様々な学びがあったし、生きるということはどういうことなのかを考えはじめるいいきっかけにもなった
現場に行くと本物が隠れていて、偽物が大いにもてはやされていることがわかる。そういう世の中なのだと思うから、何とか本物を世に出したいと努力する。そのためには自分で発信する道具を持っていなければならない。それが雑誌、当時はね、そして口コミ、この口コミが「比佐子つれづれ」だった
女の人の口コミは大きく広がるが、男の人はまず口コミはしない、動きが鈍い
こういう男と女の違いも理解できた
これは今の社会構造がそのようになっているだけで、本来の男はそうではない
市ヶ谷、中目黒、そして新宿と事務所を移し、今は縁あって銀座の「ゆうき丸」という料亭で開催している
その中には茶室がしつらえてあり、お茶席を開いてくださっている。なんともありがたい。会が終わると一服
内容は今年は「時代を色で感じる」ということで日本史を色と服飾の変遷で見ている
そこで自分が日本人であること、そしてこれから日本人としてどう生きていくかを感じ取っていただければいいと思っている
歴史から学ぶことは多い
きょう「比佐子つれづれ」だい
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます