チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

着物が繋ぐもの 178

2019年06月23日 12時41分25秒 | 日記
在来種の保護が叫ばれている
何年か前びわを食べて種をひゅっと吐き出したらその一年後芽が出て木になり昨年その木に実がなってカラスと競争で食べた
しかし木は弱りつまりスカイガーデンの鉢の中なのでこれ以上もう頑張れなかったようだ

そのご同じことを柿の種をぷいと吹いたが芽は出なかった
農業に詳しい友人が「きっとその種は遺伝子組み換えをして1世代で終わりというものよ」
最近はそういう種が多いのだと教えてくれた

古代朝顔の苗を友人が運んできたのはもう30年以上も前で、その友人はなくなって久しいが、この朝顔は毎年優雅な姿を見せてくれる
「古代種で花は小さいけど丈夫ですからスカイガーデンでも育てやすいですよ」といった言葉も蘇る

この古代朝顔はまさしく在来種で枯れたつるを整理している時、種が落ちると梅雨の時期に必ず思わぬところから芽を出す そして確実に8月1日に花が咲く

蚕も在来種が少なくなった
日本産と中国産の交配された蚕が日本の場合90%以上占める ヨーロッパ産 アジア産など入れると在来種は1%切ってるかもしれない

先日こんな事があった
ある養蚕の現場、桑畑の近くに林檎畑があり農薬をまく その農薬が桑畑に飛散してくる
農薬を弾くほどに強い桑を育てているのだが、相手がさらに強い農薬になると影響は出る
林檎畑に農薬をまいたその日から雨が降り続き天気になったので、農薬は桑の葉っぱから消えたと思って蚕に与えた

ところが
その桑の葉を食べた蚕は全滅!と思いきや
在来種の蚕は葉っぱを口にせず全員が上に上がってきておとなしく動いていた
それで農薬が全くかかっていない葉を与えたら貪るように食べて元気になった

在来種や交配種は農薬のかかった葉を食べて全員命を失った
在来種の強さを身にしみてわかった例

#在来種 #外来種 #交配種 #農薬 #りんごの木に農薬 #蚕 #養蚕 #中谷比佐子 #桑の葉 #枇杷の種 #柿の種 #カラスと争う #スカイガーデン #秋櫻舎 
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 着物が繋ぐもの 177 | トップ | 着物が繋ぐもの 179 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事