昨日大阪のリーガロイヤルホテル宴会場で行われた「きもの日本グランプリ」は大成功を収めた
一企業の社長が発奮して全国から「きもの好き」を集め、年齢制限なし、国籍制限なし、男女区別なしと募集、280人の応募があり、書類審査の結果30人が残り、それぞれの年代から一名ずつ、そしてさらに特別賞を全体から二人選んだ
主賓挨拶と審査員を仰せつかったチャ子ちゃん先生、甲乙つけがたい着物美女たちに圧倒された
きものが見せるものになった
それぞれが自前の着物を着てその思いでを語る、舞台で映えるきものを着るのではなく、自分が好きな着物を着る。そしてそれを美しく見せる術を身に着ける
年齢では50,60歳が多かったけど、まさに「女ざかり」ともいえるのかもしれない
そしてもう一つの発見は「スピーチ」がうまい
本番になるまで歩き方、きものの柄の見せ方、思いの伝え方その時の顔の表情など、全員で二回にわたってプロの指導を受けたそうだ
それでは完璧でないと思う方たちは個別で指導を受けたという
ライトを浴びて舞台の上を歩くそれだけでも緊張をする
其の上自分の考えを話す
すごいことだ!
でも笑顔も美しくしっかりとした足取りで、260人も集まった会場をうならせた
30代から70代の方々が美を競ったけど、年齢の違いがよくわからないほど、きものというすごさを見てしまった
きものを着る限り「年だから」という選択はない
日本人の先人たちは同じ形のきものを200年近く着てきたのだ
色や柄の違いだけで着る順序は変わらない
奥の深い衣装だとつくづく思った
きものが日常着だったころには思いもよらぬことであった
春分の日と新しい出会いは、来年も同じ日に催すと主催者の「北山典彦」さんは決めた。出場者のほとんどが海外に向けて着物文化を発信したいと語っていた
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