チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

大雪にはいった

2023年12月07日 10時46分24秒 | 日記

今日は大雪、いよいよ冬本番

東京の町は銀杏の黄色が輝いてゴールドに見える

真っ青な空にこのゴールドが映える

「日本人はどこから来たか」というテレビ番組を見た

アフリカから渡ってきた人々が縄文を作ったと遺伝子で分かったそうだ

途中のタイの少数民族の遺伝子と縄文人の遺伝子が同一なのだと研究の結果だ

 

縄文の遺伝子を持っているのはアイヌの人が多いという、次が沖縄、そういえば昔からアイヌと沖縄の人たちは似ているところが多いといわれていた。他にもほとんどの日本人には縄文人の遺伝子があるという

しかし発掘された骨からDNAを取り出し、科学が古代を語ってくれる世の中になったことが、何やらうそ寒い

縄文人は海に囲まれた島(日本列島)で他国の文化や文明に毒されず、自分でカヌーを動かしながら島々を渡ってその島での人々の生活の中から自分に必要なものを取り入れてきたのだと思う。もうその時「自然崇拝」の精神が芽生えていて、自然とともに生活をするすべを身に着けていた。その頃からわが列島は四季に恵まれていたようだ

そして農耕の技術を持った渡来人が大勢やってきて弥生時代になるわけだけど、この島の自然にあこがれて人々が押し寄せてきたらしい

渡来人との混血がありながらも、この列島の自然が日本独特の文化を残していくのだろう

自然を神の領域と考えた民族性が、日本人の暮らしの中に根付いているのは縄文からだ

 

そして今私たちは二十四節気というう季節の移り変わりに目を向けて。日常の暮らしを運営している

それは自然の移行航路と、人の生き方を同調させて、体に無理のない日常を送る知恵だったのだと思う

 

大雪になれば冬支度が始まり、それは春への準備にもなる。自然がそれを教えてくれる。枯葉を落とし、大地に根を張る行動を起こし、次なる季節に咲かす花や葉を準備をする

人も同じ「冬の季節」というのは誰にでもある

裏切りにある、病気になる、失意のどん底に沈む、失敗の連続、それは次に訪れる春の準備ととらえた先人たちは、どんな不遇に陥っても、今自分がやるべきことを粛々とやる、そこで慌てる人は破滅の道を選ぶ。季節の移行は人の人生そのもの


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