湯文字を強調した「比佐子流の着付け」の動画を昨日撮影
久しぶりのスタジオで現役のころの心根になり、何となく態度がきびきびするのが自分でわかる
体に染みついた経験というのはこういう感じなのだ
自転車に何十年ぶりかに乗ってすぐ運転できるのも、体の細胞が覚えているからであろう
昔から「経験が学び」という言葉を聞いたが、幼少のころの経験が今この年になって役立つということもある
東京は二日続きの雨で屋内の中で仕事をするにはもってこいの空気だ
カメラマンとは「初めまして」との言葉から始まる
まだ若い、着物は着たことはないし、着付けの順序を見たこともないと
チャ子ちゃん先生の「着付けの塗り絵」の本が教科書だ
でも初めてだからこそ、細かい角度の撮影ができると思う
全くその通りで、手順もわかりやすく、美しい映像になっている
此れから編集をして、ナレーションが入り完成までにまだ時間がかかるが、出来上がりが楽しみである
モデルはチャ子チルドレン(大阪にそういうグループが出来た)の田中美咲
美咲さんと出会ったのは大阪の「丸十呉服店」だったが、「湯文字」に興味をもち、大阪から東京に出げいこをしてくれていた
その為比佐子流の伝道師だ、ほとんど毎日着物で過ごし、生徒さんたちにも自ら教えているので、着付けの時の骨の使い方や、ここでぎゅっと紐を縛るということがよく会得されている
どこを見せるかも体が分かっているので、撮影もしやすかったし、見ていても
「なんだ着物の着付けってこんなに簡単なの?」
という感じに仕上がっている
モデルの田中美咲さんに感謝だ
紙面で見せる着付けの写真は随分と数をこなしている
しかしそれだけではわかりにくいと思い、塗り絵を作った。でも今の時代は動画だ。チャ子ちゃん先生は今でもマンツーマンで教えているが、この動画は昔の女性が鏡も見ないで着ていく工程にちょっと手を加えた程度だ
身に付けば五分で着られる