日本風力開発 道内2位4万㌔㍗
風力発電事業の日本風力開発(東京)は15日、小樽市銭函地区に道内2番目の出力規模を持つ風力発電所を建設すると発表した。6月に100%出資の現地子会社を設立する。着工や運転開始時期、電力の売却先などは今後詰める。同社によると、銭函地区の海岸と石狩湾親交地区の分譲地にまたがる約5㌔に出力2千㌔㍗の発電機20基を設置する。最大出力は4万㌔㍗で、道内では稚内市の宗谷岬ウィンドファ-ムの5万7千㌔㍗に次ぐ出力規模。また、風力につきものの発電量の波を補うため、3万㌔㍗の蓄電池を併設して安定した電力供給を目指す。土地取得費用を含む事業費は未定。日本風力開発は1999年設立で東京証券取引所マザ-ズ上場。道内では日高管内えりも町にも子会社を持ち、出力4百㌔㍗の風力発電機二基を運転している。昨年5月には青森県六ヶ所村で、今回の小樽の計画と同じ蓄電池併設の風力発電所を開設した。