゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

心と体

2009-05-23 17:59:54 | 健康・病気

日本には古くから心体に関連したことわざや教えがあります。“病は気から”とか心技体とか心と体は一対のものとしての考えが一般的です。それは心が病むと所有している肉体は疲弊し、肉体的に調子が悪くなると心は沈み、更に調子の悪さが増幅されていきます。どんなに精神的に強じんで、修行をつんでいても神様以外には多分存在しないのでしょう。その肉体と精神が一対を成していることは、全人知るところです。だが精神的問題点はあまりにも大きい過ぎるため、宗教家や思想家に委ね肉体的問題点にのみ特化して対処療法を行っているのが現在の医療現場での実態です。最近でこそ、心療内科でのより心身的虚弱症の問題点を診療する、専門医が登場しています。だが医師免許を取得していれば本人の技量の差異は問題ではなく、診療科目として標榜できるため患者側には全く知るよしもなく、鬱(うつ)と躁鬱(そううつ)との診断の違いがつかないための誤診で、完治できずにいるとの情報を知ることとなっています。人は感情の動物であるといわれています。そんな感情を無視し、患者さんの顔を一度も診ずに、パソコンのデ-タ-とにらめっこしている様な医療従事者が存在していることの現状を、憂慮するのは私1人ではないと思います。患者側にも問題点は多々あるのでしょう。医者は患者さんの現況を検査などの資料で診断することが、基本的な任務です。それは日常の生活習慣で問題点があったからと認識し、まず生活態度を改めることが優先課題のはずです。名医という人たちが語ります。医者の役割は5%ですと。健康診断で検査項目から逸脱していることは、遠からず何らかの異常が起きる前触れだということです。知り合いの方たちも、発症が改善しないと10年以内には最悪の状態になっています。医者の改善策は投薬かまたは外科的処置があるのみです。緊急的処置は専門医にお任せです。名医といわれている方たちは本人の自覚を促し、病に立ち向かう姿勢を後押ししてくれる方です。世界の潮流は、代替医療へと方向転換しているとのことです。だが日本の医療の主流は今だ薬学との提携で一夜にして完治する薬の開発に主眼を置いています。現在は過渡期です。健康志向の高まりで、体を動かしたり地域のイベントやスポ-ツ観戦などに参加したりでそれぞれが生きがいや“わくわく感”を共有しています。ますます世界一の健康寿命が継続していくことと思われます。

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劇作家 平田 オリザ さん

2009-05-23 13:32:00 | 人物100選

「対話」の力演劇で子供に

100_7154 NHK教育テレビで土曜に放映中の番組「となりの子育て」で月1回、女優の浅野温子さんと著名人の親を訪ね、子育て経験について話を聞いている。東京出身の46歳。オリザは本名で、ラテン語で「稲」を意味する。「食いはぐれないように」とシナリオライタ-の父親が付けた。名前からも分かるように自身の育ちもかなりユニ-クだ。「両親の教えは『他人と同じではダメ』でした」と振り返る。2、3歳れかで、父親から書く訓練を受け、「物心ついた時から書くことを仕事にと決めていた」少年は、外国へのあこか゛れから、13歳で自転車で旅することを決意。手始めに中3の夏に、稚内から北見、帯広を経て札幌まで走破。高校はあえて定時制を選び、住み込みで新聞配達しながら旅費をためた。16歳で高校を休学し、1年半かけて欧州、アジア、北米を回った。日本に戻り「思考を深めよう」と当時の大学入学資格検定試験を受け、国際基督教大に進む。旅行記と受験体験記2冊を著した経験から「自己表現にはフィクションの方が向いている」と演劇に興味を抱き、在学中の1983年に同級生らと劇団を立ち上げる。周囲は就職や大学院進学を勧めたが、「演劇を続ける」道を選び、父親が自宅を改装してった劇場を引き継ぐ。建設費などで、23歳で1億2千万円の負債を抱え「20代はそれ(返済)だけ。人生あきらめました」。運営を軌道に乗せる努力の傍ら、西洋演劇を基盤に発展した従来の芝居への違和感から「リアルな演劇」を提唱。客席に背を向けてせりふを発し、複数の会話が同時進行する手法を編み出し、95年に演劇界の芥川賞とされる岸田国士戯曲賞を受ける。他と違う生き方を選んできたから「30代までは他人とうまくコミュニケ-ションがとれず、生きづらかった」と語る。「集団で一つのものをつくり上げる」演劇を通して、異なる価値観の人が接点を見いだし、互いに認め合う「対話」の力をはぐくもうと情熱を注ぐ。「日本のすべての子に学校で演劇を体験させたい」と意欲をにじませた。

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