メ-カ-の意図を理解していない手抜き工事
冬期間、FF灯油スト-ブを使用し暖をとっています。設置した時期が三月で、当初の試用期間は短く問題は特にないような感じでした。ところが、次シ-ズンに入り不燃ガス漏れを確認、トラブル解消に当たってもらいました。原因が特定できずに、本体を一時持ち帰り徹底的に究明、部品の交換などで解消したかに思えました。が当初のトラブルから解決されたかに見えましたが、今シ-ズンも微妙な悪臭や目の痛みに悩まされていました。そこで、シ-ズンはじめに推奨している定期点検作業の手順を、取り扱い説明書にしたがって実施してみることにしました。特に重点項目の排気管を取り外して調べてみました。当店は設置場所の関係で延長菅を使用し、曲がり菅も使用しています。全くの素人ですので、慎重に取り外していきました。その結果、つなぎの箇所にガス漏れ防止にOリングという物が使用されていることを確認。一定の期間で劣化し、適宜交換が必要なことも説明書で認識しました。つなぎを外しながら、Oリングも外し点検していたところ、曲がりには2ヵ所のリングを使用するようになっていました。ところが、手間い側の一ヵ所にしか使用していません。当初設置した業者が、自己判断でメ-カ-の意図に反し一本で事足りるとの手抜き工事を実施したようです。これは重大な過失です。かって、瞬間湯沸かし器の設置ミスで死亡事故が起こっているニュ-スは設置業者の手抜きが多大な原因の一つといわれています。Oリングのサイズによって一般には市販されておらず、専門店で手持ちの器具から外して分けてもらいました。その際、耐熱グリ-スを塗って装置すると、より強化されることを聞き実践しました。たった1個のリングで解消です。メ-カ-の設計意図には十分な配慮が施されています。末端への研修義務を怠ったとしか思えません。取り扱い商品が、一歩間違えれば重大な事故へ繫がる商品です。さらに、長期間猛毒の排気ガスにさらされていたらと思うとゾッとします。